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二宮町二宮在住のチェリストで、全日本学生音楽コンクールで１位を獲得する実力を持つ藤原寛太さん（17）＝東京音大付属高校３年＝が８月18日（日）、二宮町生涯学習センターラディアンホールでチェロリサイタルを開催する。午後２時開演（１時30分開場）。地元でのリサイタルは初めてといい、小さい頃から演奏家として活動してきた藤原さんは、「大きくなったよと伝えたい」とはにかむ。

藤原さんは作曲家の母の影響で４歳からチェロを始めた。

二宮小学校５年生の時に泉の森ジュニアチェロコンクールに初出場して金賞を受賞、22年11月には横浜で開催された「第76回全日本学生音楽コンクール」のチェロ部門・高校の部で全国１位に選ばれるなど活躍し、23年には京都で初のソロリサイタルも成功させた。

今回は、「小さな頃から何度も足を運んでいる」と話す地元ホールでの初リサイタル。「高校３年間の集大成として、育ててくれた先生、地元の方などいろんな方への感謝を込めたい」と話す。

チェロの魅力について、「音域が人間の声に近いということもあって、親しみやすさもある。どっしりとした低音から、バイオリンのような高音も奏でられ、弾いていても心地いい」と目を細める。そんな魅力が伝わるよう選んだ曲目は、「チェロのバイブル」とも言われるバッハ『無伴奏チェロ組曲第３番ハ長調ＢＷＶ１００９』のほか、ブラームス『チェロ・ソナタ第２番ヘ長調Ｏｐ・99』など。地元団体「ジョイフルグリーンコーラス」の友情出演もある。

チケットは指定席２５００円、自由席１５００円、高校生以下５百円。

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