母のキャラ崩壊![ハハのさけび #1]
1歳の息子のお母さんをしています、わぐりです。「ハハのつぶやき」という子育てイラストをTwitterとInstagramで描いています。
2年の不妊治療を経て子どもを授かり(連載「モヤサバ妊活」)、たくさんの発見があった妊娠期を経て(連載「妊婦のハッケン」)、出産した私(連載「ハハになった日」)。この連載「ハハのさけび」では、育児をする中での気持ちの変化や、母親になって変わった世の中の見方などを書いていきます。親という共通点を持つみなさんに、共感してもらえたら嬉しいです。
母のキャラ崩壊![ハハのさけび #1]
妊娠中は、お腹に話しかけるのに抵抗があった私も(妊婦のハッケン#8参照)、育児が始まると、まだ反応のない新生児に話しかける生活が始まりました。反応はありませんが、聞こえているはずだから、話しかけた方が良さそうですし。何より、一日のほとんどの時間を子どもと二人で過ごすので、話しかけていないと変になりそうで・・・子どもと自分のためにも、なるべく話しかけるようにしていました。
でも、話しかけるといっても、話題はもっぱら、「今何をしているか」。
「オムツ替えますよ〜」「あっっ、ウンチ漏れてるね!」てな具合です。もちろん返事はないですが、そのまま続けます。「えーっとまず、おしりふきでお尻をふきますねー」「そして、この汚れたオムツは捨てちゃうので、新しいオムツをもう一枚用意しますねー」・・・もはや、話しかけているというよりは、自分が冷静になれるよう、手順を言い聞かせていることが多かったです。ほぼ、独り言状態。
なお、この状態に慣れてから、子どもがいない場所でも、独り言が増えてしまいました・・・。
数ヶ月たち、子どもがこちらの話しかけに反応するようになると・・・今度は、ハイテンションなひょうきん者にならざるを得ません。ご飯中に子どもの気がそれてしまったら、「がたんごとん、ご飯が来ますよー♪」と突然ごっこ遊びを始めて気を引いたり。子どもが一口でも食べようものなら、「うっわー!スゴイ!お母さんびっくり!」と、異常なハイテンションで褒めたたえて、その気にさせたり・・・。子どもにしっかり離乳食を食べてもらうためです、なんでもします。
「ベロベロバアーーー」などと子どもをあやしながら・・・
「あっれーーー??私のキャラ、崩壊してない?!知的でクールな人だったはずなんだけどな・・・」と、心の中でさけぶハハでした。。
[わぐり]
2018年4月に息子を出産した34歳。
「ハハのつぶやき」Twitter(ninputweet)とInstagram(ninputweet)で、妊娠中から現在の育児中までのイラストを、ほぼ毎日更新しています。
※この記事は、過去にたまひよONLINEで公開されたものです。