博多焼鳥の名店「八兵衛」が新規出店した、焼鳥ラバーのパラダイス!【福岡市・六本松】
「焼きとりの八兵衛」といえば、福岡・博多を代表する焼鳥の名店。創業者の八島且典さんは糸島市前原にある精肉店の三代目で、1983年(昭和58年)に実家の隣で焼鳥屋を創業した後、2000年に天神エリアに進出しました。名物の豚バラをはじめとする精肉店直営ならではの新鮮なネタと女性客も入りやすい店の造り、厳選したワインの品揃えで人気を呼びます。現在では福岡市内をはじめ、東京、米国ハワイにも店を構えるグローバルな焼鳥店に成長しました。
そんな八兵衛グループが、「ワールドスタンダード」を目指した新業態として11月にオープンしたのが「焼とりの八兵衛RPM 福岡六本松」です。出店にあたっては八島社長自ら福岡市内の各エリアを視察した結果、六本松を選定。朝11時から夜9時までの通し営業で、朝飲み、昼飲み、夜飲みができる、焼鳥ラバーにとってはパラダイスのような店です。
幹線道路の国道202号線から1本入った場所にあり、向かい側はスナックや居酒屋が入った雑居ビル。もともとは質屋の店舗だったという縦に広い空間を活かして、炭火の焼き台を据えたオープンキッチンに約20席ものロングカウンターを設えています。北欧デザインの名作チェアは幅広でゆったりと座れ、とても焼鳥屋のカウンターとは思えないくつろぎ感があります。
平日の昼過ぎにうかがうと、すでに数組の先客がいい感じで飲んでいました。
この日は寒かったので、まずは身体を温めようと「炊き豚足」(660円)からスタート。アルマイトの鍋に入った豚足はプルプルの食感で、滋味深いスープがじんわりと身体に染みていきます。平日の真っ昼間ですが、焼酎のお湯割りが欠かせません!
八兵衛自慢の炭火焼鳥は、定番の串物から野菜串、巻き串など、20種以上の豊富なバリエーション。どれにしようか迷ったときは、名物の豚バラ、高級食材の和牛さがりが入ってお得な「串おまかせ5種盛」(1,480円)がオススメです(写真は左から和牛さがり、つくね、ボンジリ、砂ずり、豚バラ)。新鮮で大ぶりなネタを熟練の職人が炭火でじっくりと焼き上げた串物は、火入れ具合、塩加減ともに申し分ありません。
焼酎をお供にペロリと5本平らげた後、特選串の「和牛すきやき」(650円)を追加しました。甘辛いタレで焼いた上質な和牛に卵黄を絡めながら食べれば、まさに舌の上で蕩けるような食感です。
さらに、鶏もも1本を丸ごと焼き上げた「骨付き鶏」(俵おむすび付き・1,130円)を注文。手づかみで豪快にかぶりつけばスパイシーな香りが口中に広がり、これまた焼酎が止まりません! 皿に残ったタレは、俵型のミニおむすびに付けていただきました。
「街に根づいた店になりたい」と、八島社長。まず六本松に定着すれば、いずれあなたの街にも焼鳥ラバーのパラダイスができるかもしれませんよ。
焼とりの八兵衛RPM 福岡六本松
福岡市中央区六本松4-9-31
092-406-3858