小五郎を演じて16年。“20年に1回の活躍”に乞うご期待? 大人のピュアなラブ&男臭さ満載の劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像』いよいよ公開! 高山みなみさんら声優陣、山田孝之さんらゲスト陣が集結したファンミーティングレポート
2025年4月18日、劇場版『名探偵コナン』最新作となる第28弾『名探偵コナン 隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)』がついに公開! 長野県の雪山に訪れたコナンや小五郎たち、大和敢助をはじめとした長野県警の面々が交差する新たな事件が始まろうとします。
公開を直前に控えた4月13日には国立代々木競技場第一体育館にて「劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像』公開直前!SP ファンミーティング」が開催され、高山みなみさん(江戸川コナン役)、山崎和佳奈さん(毛利蘭役)、小山力也さん(毛利小五郎役)、高田裕司さん(大和敢助役)、速水奨さん(諸伏高明役)、小清水亜美さん(上原由衣役)、山田孝之さん(大友隆役)、山下美月さん(円井まどか役)が集結!
約3300人を前に、作品の見どころの数々を語り合ったイベントの様子をお届けします。
【写真】『名探偵コナン 隻眼の残像』ファンイベントに高山みなみら声優陣、山田孝之らゲスト陣が集結
約3300人の期待を声優陣がさらに高める!
劇場版『名探偵コナン』としては20年ぶりとなる“眠らない小五郎”が活躍する今作。イベントでは客席からステージに続くレッドカーペットに小山さんと小五郎が立つと、小山さんが「今回は遊びじゃねぇんだ。スペシャルファンミーティング開幕」と告げ、イベントの幕が開けました。
早速、公開直前PVが披露されると、集まった約3300人が期待を込めた盛大な拍手。そんなファンの熱量を日頃から感じているという高山さんは、その期待に応えるように「何度でも観たくなる」と今作の率直な感想を述べました。
山崎さんは今作の特徴として、シーンとシーンのつなぎ目を挙げると、第28作品目にしてまた新しい映像表現が楽しめることを示唆。公開直前PVにも収められている蘭のアクションシーンにも注目してほしいと呼びかけました。
小五郎の活躍に期待が集まる中、「見どころはもちろん、私を観てください!」と小山さん。「今年観ておかないと、(小五郎の活躍は)もうないよ?(笑)」とジョークを飛ばしながらも、20年ぶりの活躍ということでいつも以上に気合いを入れていることを明かしました。
今作の舞台は長野県の雪山。その地で起こる事件や大和敢助の過去をはじめ、長野県警の面々の活躍にも期待が集まります。今作のもうひとりの主人公ともいわれる敢助を演じる高田さんは、映像の迫力に触れつつ、「ハラハラ・ジーン・ドキドキ」の物語展開が待っていると期待を煽りました。
諸伏高明を演じる速水さんは、改めて会場に集まった人数に驚いた様子を見せつつ、公開に向けて盛り上がる世間の様子にも触れます。また、長野県警のメンバーとはアフレコが別になってしまったものの、3人は以心伝心、通じ合って演じていると演技面のコンビネーションに自信を覗かせました。
小清水さん演じる上原由衣は敢助と幼馴染という関係ですが、本編にはふたりの大人なシーンが満載なことが明かされます。小清水さんは中でも、「車のワイパーがいい仕事をしている」という絶妙に気なる注目ポイントを紹介。また個人的にツボに入ったシーンとして、高明の前髪が風で煽られるシーンを挙げました。
恒例のゲスト声優としてキーキャラクターを演じるふたりも作品に関するトークを繰り広げます。長野県山中で炭焼き小屋を営む大友隆を演じる山田さんは、先日長野を訪れ、長野県警や国立天文台野辺山宇宙電波観測所といった聖地を巡ったばかり。現地の盛り上がりについて「半端じゃないです」と語り、県警をはじめとした各所で『コナン』の人気が浸透していることを実感したそうです。
山下さんが演じるのは、国立天文台野辺山に所属する施設研究員・円井まどか。声優初挑戦の山下さんは、事前にTVシリーズの収録を見学したそうで、キャストはもちろん、スタッフを含めたチームの温かさに感銘を受けたのだとか。また、アフレコで原作者・青山剛昌先生と話したことを明かすと、ラブコメ好きな青山先生が自身の出演作をチェックしていたことに喜びを感じたというエピソードも披露しました。
「お父さん、なぜかかっこいいです」
劇場版『名探偵コナン』シリーズといえば、『黒鉄の魚影』では潜水艦にちなんだ“潜水済み”、『100万ドルの五稜星』では刀にちなんだ“◯振り献上済み”のように、映画を観たことを作品にちなんだワードで表現することが定番です。
今回、集まった8人で今作の「〇〇済み」を決めることになると、一同、やはり座長である高山さんに命名を託します。これに「無茶ぶられました(笑)」と若干困惑気味の高山さんですが、すぐさま、キャストに“山”が多いことから、作品舞台が“山”であることから「1ヶ岳登頂」を提案! 観た回数によって数字が増えていくという山登りにもちなんだ表現で、客席からも大きな拍手が寄せられました。
公開に向けて、ファンの熱量を高めたところで最後にメッセージ。小五郎役を務めてから16年、自身が出演する劇場版シリーズで初めて小五郎に大きなスポットが当たることに感慨深い様子の小山さんは、「私の活躍は20年に1回だから、ぜひ観てね!」と素敵な笑顔。そんな小五郎の活躍について山崎さんは「(今作の)お父さん、なぜかかっこいいです。蘭としては、お母さんがこれを観てくれたらと思うんですけど、なかなかかっこいいのが続かないんです(笑)」と毛利親子を彷彿とさせるやり取りで観客の笑いを誘いました。
高山さんは改めて今作について「本当に『ヤバい、泣いちゃう』というシーンがたくさんあります」と気になるコメント。続けて、「今回は大人のピュアなラブ&男臭い、すごい世界が待っています。ハンカチ3枚用意して劇場にお越しください」と呼びかけ、大歓声に包まれる中、イベントを締めくくりました。
[取材・撮影 MoA]