これが蕎麦!? 新感覚の極太もっちり麺【そばの刻】富山駅近くに移転オープン
富山県高岡市で営業していた極太そばの店「そばの刻」が2025年1月、富山市に移転オープンしました。
「そば」といえば細くてつるっとして、のどごしを楽しむもの…というイメージですが、そんな常識を覆すような新感覚のもっちり麺を味わえるんです!
▽移転前の店舗の記事はこちら
富山駅北にオープンしたおしゃれな店
もともと「そばの刻」は居酒屋の店舗でランチタイム限定で営業していましたが、能登半島地震の影響で建物が損傷し、惜しまれつつも閉店。新たにそば専門店として開業するにあたり、もっとたくさんの人に食べてほしい!ということで、新天地に移ることになりました。
新しい店舗の場所は富山駅北口から歩いて5分ほどのところ。
24時間営業の古着店などが並ぶ一角で、ダークグレーのシックな外壁に真っ白な暖簾が目印です。
カウンター8席だけの静かで落ち着く空間
内装もグレーを基調としたおしゃれな雰囲気。カウンター8席だけのこぢんまりと落ち着く造りです。
大きめのカウンターとオープンキッチンのおかげで窮屈さは感じません。
メニューは移転前と変わらないラインナップで、ざる蕎麦、鴨つけ蕎麦、天鍋蕎麦の3種類。
季節によって「とろろそば」などの限定メニューが登場することもあるそうです。
もっちり弾力と豊かな風味…新感覚の「極太そば」
鴨つけ蕎麦 1400円(1日限定15食)
こちらが「そばの刻」の極太そば。ひと目見るだけでわかる、驚きの太さ!
そば好きのオーナーが全国のそばを調べ、食べ歩く中で出会ったという麺は幅8mm。一般的なうどんよりも太いんです。
比べてみると一目瞭然! びっくりするほど太いそば
どれくらい太いのか、お店の方にお願いして、コンビニで買ったそばと比べてみました。
左が「そばの刻」の太麺で、右はコンビニで買ってきたそば。比べてみると一目瞭然ですね。もはや別の食べ物のよう。
「これが、そば…?」と疑う人もいるかもしれませんが、口に運ぶと新感覚に感動するはず!もっちりとした弾力を感じる食感で、噛むほどにそばの強い風味が鼻に抜けます。
その豊かな風味を生み出すのは「幻のそば粉」とも言われる希少品種「奈川」。北海道のそば店で出会って惚れ込んだ麺を、オーナーが直談判して交渉し、特別に仕入れているそうです。
そんな極太そばを、低温調理で仕上げたジューシーな鴨肉と一緒にだし汁であたためて食べる鴨つけ蕎麦。麺がつけ汁を吸い、焼いたねぎの香ばしさも相まって、奥深い風味を楽しめます。
つけ汁には固形燃料がセットされているので、最後まであたたかいまま食べられるのがうれしいポイント。
さっと軽く食べるられるものの代表格と言ってもいいそばですが、「そばの刻」のメニューはすべて一般的なそばの1.3倍くらいのボリュームがあるそうで、おなかいっぱいになります。
ちなみに「細麺」もありますが、こちらも一般的なそばよりはずいぶん太め。北海道から仕入れた麺をさらに手もみで仕上げていて、ギュッと詰まった食感になっているそう。
もちもちの太麺か、コシを楽しむ細麺か、好みに合わせて選べます。
夜はちょい飲みもできるおそば屋さんに
以前はランチ限定でしたが、移転後の店舗では夜も営業しています。
一品料理もメニューに加えて、「1~2杯お酒を楽しんで、〆にそばを食べる」なんてスタイルを楽しめるちょい飲みそば屋さんになりました。
落ち着く大人の雰囲気がありつつも、元気で若いスタッフが多く、明るい気分になります。繁華街からはちょっと外れたまちの一角で、他では滅多に食べられない極太そばを味わえば、いつもと違う特別な時間を楽しめそうです。
【そばの刻】
住所 富山県富山市牛島新町8-13
営業時間 11:00~14:00/17:30~22:00
定休日 月曜、第3火曜