KADOKAWA、がおう氏の書籍絶版・配信停止を発表 未成年トラブル報道受け
株式会社KADOKAWAは7月23日、イラストレーター・がおう氏に関する一連の報道を受け、同氏が関与した複数の出版物について、紙書籍の回収・絶版および電子書籍の配信停止を実施すると発表した。
発表によると、KADOKAWAは報道内容について「本人への確認を行った結果本人も事実と認めております」と報告している。
【KADOKAWA「イラストレーターがおう氏に関する報道と関連出版物の対応について」】
対応策として、現在刊行中の人気ライトノベル「ギルドの受付嬢ですが、残業が嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います」（著：香坂マト、電撃文庫刊）について、がおう氏のイラストレーターとしての降板を決定。紙書籍は回収・絶版となり、電子書籍は配信停止対応がとられる。
さらに、同氏の画集「Selfe Girl がおう作品集」も紙書籍は回収・絶版となり、電子書籍は配信停止。同氏がイラストを手がけた「ハレルヤ・ヴァンプ」全3巻の電子書籍も配信停止措置がとられる。
KADOKAWAは、「読者の皆様、（中略）著者である香坂マト先生をはじめとする関連出版物の関係者様、書店、販売会社、電子書籍ストア、アニメ製作委員会、ライセンシーなど関係する企業の皆様に多大なご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪の意を表明している。
なお、がおう氏を巡っては、6月下旬に一部インフルエンサーの配信を契機に、未成年に対する不適切行為が指摘され、各種メディアがこれを報道していた。社会的な波紋が広がる中、KADOKAWAの対応にも注目が集まっていた。
＜参考・引用＞
KADOKAWA「イラストレーターがおう氏に関する報道と関連出版物の対応について」（7月23日）
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By おたくま編集部 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025072306.html