【阿蘇】歴史の道 「豊後街道 二重峠石畳」を歩いて絶景と昔の人々のエネルギーを見る散歩道~「豊後街道 二重峠石畳」と「牛王の水」~
暑い暑い日々が続くこの夏。ひと昔前の夏は朝方は少し寒く、母親がタオルケットを蹴飛ばしていないか見に来てくれていた昭和を懐かしく感じます。 デパートで涼むのも良いですが、涼を求めて阿蘇方面へ向かって歴史の道、「豊後街道 二重峠石畳」を見に行ってきました。
歴史の道 を歩く
熊本市内中心部から車で一時間。ミルクロード沿いに「豊後街道 二重峠石畳」はあります。看板も出ており、分かりやすく、
広い駐車場もあります。
この道は、加藤清正や歴代の細川藩主が、参勤交代の際に利用していました。 加藤清正公が作った街道であり、肥後と豊後を結ぶ豊後街道の一部となっております。
1.6kmにわたり幅約3mの石畳が敷き詰められているそうです。
かなりの絶景スポットです! 参勤交代とは、
地方の大名が1年交代で江戸と領地を行き来することが義務付けられた制度
すっごく大変。。。 現代社会の、車や飛行機、その他の乗り物に心から感謝します。
そしてその為に築かれた石畳。向こう側が見えない急斜面です。
こんな急斜面に昔の人々がどのような苦労をして作ったのでしょうか。とても貴重な場所となっております。
冬は雪で石畳が見なくなっているようなので、雪の時期は避けた方がよさそうです。
涼を求めてとはいったものの、日陰がまったくありませんので、とても暑く、真夏は大変です。春や秋の訪問がお薦めです。
かなり歩いてはみましたが、1.6キロはとても暑く、途中で断念!暑さに無理は禁物です。
ただし、上を見ても絶景。山肌がすぐそこにあり、まるで覆いかぶさってくるような緑は圧巻です。熊本にずっと住んでいてもこの景色には毎度感動するものです。
真夏の空と緑のコントラストの美しさに、目を細め、昔の事を想います。石畳を作る人々、そして、暑さを楽しめる事がまだ出来たであろう地球の事。 あまりの暑さに半分ほどでギブアップしてしまいましたが、少しだけ参勤交代体験をしてみてはどうでしょうか。秋にはとても気持ちの良いお散歩が出来そうです。
牛王の水
「豊後街道 二重峠石畳」を後にして、その下まで車で移動すると、牛王の水という場所に出ます。
このような急カーブの場所なので、お気を付けください。
ここは自然のマイナス5度。道の脇が突然に割れていて、ひっそりと現れる天然水です。
どこまで流れてゆくのか。とても美しい水路が見られます。
山の方から流れてくる場所に、太陽が当たり、あまりの美しさにスピリチュアルなものを感じたりしました。
とても冷たく美しいお水です。昔の人や馬はここで喉を潤したりしたのでしょうか。 自然の中をびゅんびゅん通ってきて流れついているので、飲料水としてはお薦めしませんが、自然のシャワーに感動します。暑い日は尚更です。
地域の方々に大切に守られている場所ですので、来た時よりも美しくをよろしくお願いいたします。 歴史のお散歩体験。運が良ければ、豊後街道 二重峠石畳から雲海(雲海は春または秋の早朝)を見る事が出来るようなので、秋に是非行ってみて欲しい場所です。 ※石畳は苔などで滑りやすくなっている事もあるようです。充分ご注意ください。