【長岡花火へ向け限定販売】原信、具沢山な御膳と三尺玉をイメージした巨大なパイを新発売、店舗での線香花火のプレゼントも(新潟県長岡市)
原信の丸山三行代表取締役社長(写真左)と長岡市の磯田達伸市長(写真右)
株式会社原信(新潟県長岡市)は長岡まつりに向け、限定商品の販売や線香花火のプレゼント企画などを実施する。2024年は中越地震から20年目に当たり、地元発祥のスーパーマーケットとして、長岡花火と同様に慰霊や復興、平和の理念を取り組みに込め、今年の夏を盛り上げる。
7月25日、原信の丸山三行代表取締役社長が長岡市の磯田達伸市長の元を訪れ、今夏の取り組みについて説明した。
長岡市内と同市周辺地域の原信計20店舗では8月1日から3日までの3日間限定で「夜空彩る 長岡大花火御膳」を販売し、その売上金の一部を一般財団法人長岡花火財団に寄付する。同商品は長岡の郷土料理「醤油赤飯」や、原信が力を入れるおはぎなどが入った具沢山の一品。販売は昨年に続き2回目だが、新たにおかずの品目を増やすなど改良を施した。
なお昨年は3000個販売したが一部店舗ではすぐに品切れとなるなど人気だったため、今年は5700個に増量したという。丸山社長は「御膳という名称だが、食事だけでなくおつまみにも合うと思う。花火を見ながら楽しんでもらえたら」と太鼓判を押す。
一方、原信とナルス70店舗で7月16日からすでに、長岡花火で打ち上げられる正三尺玉をイメージした「三尺玉パイ」を販売中。今年新たに開発した商品で、インパクトある大きさも特徴だ。
「三尺玉パイ」と「夜空彩る 長岡大花火御膳」
「三尺玉パイ」にかぶりつく磯田市長
また、8月3日には長岡市内の原信16店舗で小学生以下の児童を対象に、先着で線香花火をプレゼントするほか、長岡市在住のデザイナー田中翠恵氏が正三尺玉三連発花火を描いたポスターを各店に掲示し、祭りと花火への機運を盛り上げる。
丸山社長は今回のプレゼント企画や商品の開発について「線香花火は供養に灯す花火とも言われており、長岡花火の慰霊・復興・平和という意味合いに思いを馳せて企画した。長岡花火では当社も三尺玉三連発を打ち上げているが、そうした想いを花火だけでなく、商品を通してもアピールしていきたい」と語る。
原信の取り組みについて磯田市長は「中越地震から20年となる今年は、長岡花火に込められた想いをより深く発信したい年。市外から来る人にも(今回の新商品を)食べてもらって、長岡市民の想いが伝わればありがたい」、長岡花火財団の髙見真二理事長は「よく行くお店がこうした取り組みをするお陰で、市民もどんどん気持ちが盛り上がってくると思う。多くの企業が様々な取り組みをしており、こうして長岡まつりを軸にみんなの気持ちが揃っていくところが、この街の素晴らしいところ」とコメントした。
7月25日午前に行われた取り組みの紹介の様子
7月25日午前に行われた取り組みの紹介の様子