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『変わった特徴を持つ猫種』3選 見た目だけでなく、他の猫にはない行動をする品種も

ねこちゃんホンポ

1.見た目のインパクト絶大!「スフィンクス」

見た目が独特な猫種と言えば、スフィンクスを挙げずにはいられません。いわゆる無毛猫(ヘアレスキャット)と呼ばれる猫の一種で、古代エジプトの猫像(バステト神)の姿に似ていることにちなんで、「スフィンクス」と名づけられました。

「スフィンクス」のルーツは意外に浅く、1966年のカナダ・トロントで偶然にも生まれた突然変異の無毛猫が始まりです。ただ、遺伝的な問題により、その子孫はいったん途絶えます。

現在、広く普及する「スフィンクス」の発端になったのは、のちの1970年代のアメリカで見つかった無毛猫とデボンレックスを組み合わせたものです。

「スフィンクス」の性格は人懐っこく、甘えん坊で、一風変わった姿と違い、好奇心旺盛、大の遊び好きな一面もあります。飼い主さんに忠実なのは、子犬のよう、と形容されるデボンレックスの血を引き継いだ影響でしょう。

「スフィンクス」は無毛猫のカテゴリーに入りますが、実際には産毛で全身を覆われていて、撫でてみると、意外にしっとりした触り心地です。フレンドリーな性格を含め、外観とのギャップこそ、「スフィンクス」の魅力かもしれません。

2.抱っこ界のトップアイドル!「ラグドール」

変わった傾向を持っている猫種としては、「ラグドール」が外せません。

他の猫種と比べて、「ラグドール」が際立っているのは、大の抱っこ好き、という点です。身体の自由を奪われる抱っこは、飼い主さんの想いとは裏腹に、何かと猫に敬遠されがち。ところが、「ラグドール」は、抱っこすると、逆に身をすっかり委ねてくるほどです。

「猫を飼ったら、抱っこが夢!」と「野望」を抱く飼い主さんにとっては、念願を叶えてくれる理想の猫種と言えるかもしれません。

「ラグドール」は、1960年代のアメリカで、白猫にペルシャやバーマン、バーミーズなどを交配した結果、誕生した猫種です。名前は、英語の「ぬいぐるみ」から由来しています。看板に偽りなし、ということで、ぬいぐるみのようにおとなしく、抱き心地も抜群です。

メインクーンやノルウェージャン・フォレスト・キャットのように、大型猫種に数えられる猫であり、大きく成長すれば、体重10kg以上になることもあります。性格は温厚で、マイペース。ゆったりとした態度で静かにたたずむ姿は、まるでおうちの守り神のようです。

3.泳げる猫!?「ターキッシュバン」

3つ目に紹介するのは、行動面でひときわ異彩を放つ「ターキッシュバン」です。

「ターキッシュバン」は、猫でありながら、泳ぐのが得意、という風変わりな個性を持っています。別名、「スイミング・キャット」としても有名です。

もともと猫は砂漠地帯に暮らしていたため、水が苦手です。夜間、急激に冷え込む砂漠地帯でいったん濡れてしまうと、思いのほか体力を奪われてしまいます。通常の猫が水を避けがちなのは、野生時代の本能が色濃く残っているからです。

そんな猫界の常識を破って、「ターキッシュバン」が水を怖がらないのは、古くからトルコ東部のバン湖周辺で暮らしていた生息環境の影響です。諸説ありますが、湖で魚を捕まえたり、夏場に水に入って涼んでいたりしていたから、とも言われています。

頭まわりと耳以外は真っ白、というのが「ターキッシュバン」の被毛の特長です。性格の傾向としては、束縛を嫌い、独立心が旺盛。かと言って、気難しいわけでもなく、大型猫種ならではのおおらかさも持ち合わせています。飼い主さんに対しても比較的、従順です。

まとめ

今回は、多彩にそろう猫種のなかでも、特に、際立った個性に注目して、3つの猫種を紹介しました。強烈な印象を放つ「スフィンクス」、抱っこファンを歓喜させる「ラグドール」、水泳名人の「ターキッシュバン」、どれも猫好きのみなさんをトリコにする猫種ばかりです。

今後の愛猫選びのヒントにしてみてください。

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