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バサジィ大分 残り4試合は総力戦 【大分県】

オー!エス!OITA

写真/オー!エス!OITA SPORTS

 前節(7日)の立川アスレティックFC戦で2-3と敗戦し、3連敗を喫したバサジィ大分。この試合で好調だったヒアンが、左膝前十字じん帯断裂で今季の試合出場は絶望的になった。エース仁部屋和弘、キャプテン橋本澪良もけがで長期離脱、他にもけが明けやコンディション不良者は多く、戦力が整わない。現在、大分は6勝1分11敗、勝ち点19で10位。6位の湘南ベルマーレとの勝ち点差は6。残り4試合で6位以内に与えられるファイナルシーズンの上位リーグ進出に黄信号が灯った。

 

 狩野新監督は「けが人が多く、(最前線に位置する)ピヴォでプレーできる選手がレオだけになった。攻撃のシステム、戦い方を変えなければいけない」と頭を抱える。今季はピヴォを軸に攻撃の組み立てを形成していただけに、突貫工事が必要となる。「今いるメンバーで戦うしかない。ピヴォを使わない形は考えている。パワープレーがカギになる」と、コート上で展開されるフットサルが変わることを示唆した。

 

最前線で攻撃の起点となるレオ

 

 立川戦では攻撃参加を得意とする上原拓也、スローインから攻撃の起点を作る戸田貴英の二人のGKを併用起用した。今後も二人の特徴を生かし、GKを使った攻撃で数的有利をつくり、意図的に「試合を崩す」展開が考えられる。ゲームキャプテンの斎藤日向は「ピヴォにボールを預ける形は読まれていたので、パスワークの改善や状況に合わせたプレーの選択など修正すべきポイントはいくつかある。リスクはあるがパワープレーで打開することは必要だと感じていた」と変化を受け入れる。陣川凌も「団結し、やれることをやるだけ。少ない人数で勝ったらカッコイイ」と前向きだ。

 

 残り4試合は本当の意味で総力戦となるだろう。上位陣との対戦が続くが、一つの勝利が大きな意味を持つ。何はともあれ、まずは1勝。上位リーグに出場できれば、若いチームにとって大きな自信となるはず。連敗の中でも、手応えを感じる試合もあった。新たな戦い方に光明を見出すしかない。

 

積極的に攻撃参加する上原拓也

 

(柚野真也)

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