4人家族の場合、部屋は4LDKにすべき?ケースごとに解説
4人家族で中学生以上の大きな子どもがいる場合は、子ども用の部屋が一部屋ずつ必要となるケースも多いでしょう。4人家族では必ず4LDKにすべきなのか、3LDKでもよいのか…と、間取りに関するお悩みは尽きないもの。
今回は、4人家族で4LDKと3LDKのどちらが適切かを徹底検証!4LDKの間取り事例もご紹介します。
4人家族の場合、4LDKか3LDKではどちらがいいの?
4人家族でも、必ずしも4LDKにすべきというわけではありません。今回は、3LDKにするほうがよいケースと4LDKにするほうがよいケースとを分けてご紹介します。
3LDKがよいケース
3LDKのほうがよいケースについて解説します。4人家族で3LDKを選択すると、子ども2人に1部屋ずつで2部屋、夫婦で1部屋という間取りになります。
3LDKのほうがよいケースをご紹介しましょう。
夫婦ひと部屋でも問題ない場合
3LDKは夫婦でひと部屋の寝室を使うことになるため、夫婦ひと部屋でも問題ない場合は3LDKが向いています。当然部屋数が少ない分ひと部屋の大きさも広くなるので、子ども部屋もゆったりとした間取りになるでしょう。
子どもの独立を見越した場合
子どもの独立を見越して3LDKに留めておくというのも一つの方法です。大学進学や社会人になるのを機に巣立つのを見越している場合、夫婦ひと部屋と子ども部屋2部屋で事足りるかもしれません。20歳前後になって子どもが独立するまでは夫婦ひと部屋にし、子どもが巣立ったら夫婦どちらかの部屋にしたり、客間や書斎にするなどといった活用方法もよいでしょう。
4LDKがよいケース
4LDKのほうがよいケースについても解説します。4人家族で4LDKを設けることで、子ども2人にひと部屋ずつ、夫婦にもひと部屋ずつ設けられるため、家族のプライベートな空間を確保しやすいでしょう。
ただし4LDKは3LDKよりも部屋数が増えるため、ひと部屋の面積は小さくなります。
来客が多い場合
4LDKのほうがよいケースとして、来客が多い世帯というのが挙げられます。3LDKでは子ども部屋と夫婦の寝室で部屋が埋まってしまうため、リビングに通すしかありません。仮に4LDKで夫婦ひと部屋とし来客用の部屋をひとつ設けると、リビングにお客様を通さずとももてなすことができます。
自分や配偶者の親世帯がよく遊びに来たり、友人を家に呼んだりすることが多い際は4LDKを検討するのもよいでしょう。
将来的に夫婦の親世帯と同居する場合
夫婦の親世帯と将来的に同居することを見越すと、4LDKにしてひと部屋を親世帯の部屋とするのもよいでしょう。子どもが巣立ったことで使われなくなった子ども部屋に関しても、親世帯の部屋として使うことで有効活用できます。
4人家族で4LDKにすると、将来的に部屋が余ってしまうことも考えられます。余った部屋の使い道も見越して家づくりを進めることが大切です。
4LDKの一戸建て、坪数はどれくらい?
4LDKの一戸建てを建てるとなると坪数はどれくらい必要になるのでしょうか。1人当たりの坪数をもとに考えていきましょう。
1人あたりの坪数は8~10坪
国土交通省の「住生活基本計画」によると、豊かな生活を送るために必要な1人あたりの坪数は8~10坪ほどといわれています。1坪で約3.3㎡となるため、8坪では約26㎡。畳約15枚ほどの面積となります。
4人家族では、30~40坪ほどの面積が好ましいでしょう。
4LDKの一戸建て、どんな間取りがある?平屋の間取り事例をご紹介
4LDKの一戸建てにはどのような間取りがあるのでしょうか。4LDKで平屋の間取り事例をご紹介します。
【30坪】廊下を収納空間に活用した4LDKの間取り
廊下を収納空間として活用した30坪で4LDKの間取り。部屋数を確保しつつも面積を広く保つため、廊下のデッドスペースを削減しています。東側の寝室と寝室の間に収納空間を設けることで、廊下を収納スペースとして活用しているのもポイントです。
玄関付近はトイレと洗面台を設置し、帰宅後の衛生動線も確保。外からの汚れを持ち込まない動線となっています。
【32坪】和室を設置してゆとりをもたせた4LDKの間取り
3部屋の寝室に客間の和室を設けた4LDKの間取り。リビングと和室をつなげることで、地面に腰を付けて足を伸ばせる間取りとなっています。水回りスペース付近に小さなクローゼットを設けることで、水回りの洗濯動線を固めている点にも注目したいところです。
キッチン後ろには勝手口を設置し、買い物動線にも配慮。豊富な収納と快適な生活動線で、住み心地のよい間取りに仕上がっています。
【34坪】デッキスペースを設置して効率的に自然光を取り入れた4LDKの間取り
東側にデッキスペースを設置した4LDKの間取り。LDKと寝室3部屋をデッキスペース付近に設置することで、自然光が入りやすい明るい空間に仕上がっています。
また、玄関にクローゼットをひとつ設けているのもポイント。玄関から室内へ入る際は廊下を設けることが多いため、デッドスペースを有効活用した間取りとなっています。
【36坪】書斎スペースを設けた4LDKの間取り
寝室3部屋と書斎1部屋を設置した4LDKの間取り。キッチンは、キッチン台とダイニングテーブルを横並びにすることで、料理を出したり食器を片づけたりする際にそのまま横へスライドできる横動線の形にしています。
延べ床面積30坪後半となると、かなりスペースに余裕が生まれます。LDKに小さな畳スペースも設置できるため、過ごし方が限定されないリビングを実現できる点も魅力ですよね。
東側にデッキスペースを設けることで、自然光を効率的に確保できる点もポイントです。
【37坪】洗面台を2つ設置した使い勝手のよい4LDKの間取り
家族が多い際は、身支度で洗面台スペースが混みあうケースも多いでしょう。洗面台を2つ設置した4LDKの間取りであれば、朝の混雑を回避できます。
水回りスペースを凝縮させることで、水回りの洗濯動線も効率的なものに。玄関を中央に配置して、西側に寝室・東側にLDKと生活空間を切り離すことで、家族のプライベートな空間も守っています。
まとめ
今回は、4人家族を想定した際に4LDKと3LDKのどちらがよいのか、4LDKの間取り事例などもご紹介しました!間取りや部屋数によって家づくりにかかる金額も変わってくるため、事前に部屋の使用用途を考えながら家づくりを進めることが大切です。
家族と話し合いながら、後悔のない家づくりをしていきましょう!
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