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新潟米についてJAと卸売業者が懇談会、コメの価格について「持続可能な農業のため消費者にも理解を」

にいがた経済新聞

新潟市内で開催された「令和6年度新潟米懇談会」の様子

新潟市内で開催された「令和6年度新潟米懇談会」の様子

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初回掲載:2024年9月7日

JA全農にいがたが9月6日、取引先などとの懇談会を開き、今年のコメの作柄状況についての情報共有や、販売方針などについての話し合いを行った。

「令和6年度新潟米懇談会」は新潟市内で開催。県の担当者やJAの関係者、コメの卸売業者など計49人が出席した。

県の担当者は県内の稲作期間について、昨年度のような異常な高温や渇水はなかったと説明。作柄状況については、新潟県全体で「平年並み」との状況を情報共有した。

JAの担当者が今年の県産米の取扱方針について説明する中では、販売価格についても言及。「全体需給は引き締まっており、全国的に米価の上昇が見込まれる。店頭価格も引き上げられることが予想されるが、茶碗1杯分の価格を他の食品と比べても決して高いものではないことを消費者に理解してもらうため、情報発信していきたい」と話した。

一方で卸売業者からは、今年のコメの出来について「安心している」といった声や、価格の上がりすぎについて懸念する声もあった。

JA全農にいがた運営委員会の伊藤能徳会長は「昨年は猛暑が続いたが、今年は美味しい米が出来た。販売価格については、現在(米づくりにおいても)肥料や燃料などの高騰があるなかで、持続可能な農業ができる価格として設定している。消費者にご理解いただけるように努力していきたい」という。

一方で昨今の「米不足」については「新潟、東北、北海道と順次収穫期に入るので、安心して待っていただければ」(伊藤会長)と話した。

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