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旭区選管 高3生に投票を啓発 出前授業で関心高める

タウンニュース

本物の投票箱へ投票した

横浜富士見丘学園高等学校=旭区=で4月9日、選挙権年齢の18歳を迎える3年生に向けた「選挙啓発イベント」が、旭区選挙管理委員会の主催で開催された。生徒が参加する模擬選挙も行われ、選挙への関心を高めると同時に、投票率向上につなげるのがねらいだ。

当日は同委員会の職員が、期日前投票や不在者投票など選挙制度について説明。また、「なぜ、選挙に行くのか」をテーマとして、生徒同士で議論した。

その後は架空の市「十八ヶ丘市」の市長選を想定し、実際に用いられている投票箱や用紙などの機材を使った模擬選挙を実施。生徒らは投票に参加したほか、計数など開票作業にも携わり、”本番さながら”を体験した。同委員会の職員は「選挙制度やその裏側を楽しく学んでほしい」と説明した。

10、20代は9%

加えて選挙管理委員会が生徒に強調したのが、若者の投票率低下だ。

同委員会によると、2024年10月27日の衆議院議員総選挙では、旭区の年代別投票率を見ると全体平均54・7%に対し、20代は35・53%にとどまったという。また、投票総数に占める年代別の割合は、10、20代は9%。そのような現状を生徒に説明した。

同委員会職員は、「自分は関係ない、一票だけでは変わらないと思う人もいるかもしれないが、自らの思いを伝えられる大切な権利」と生徒へ説明。「国などの課題を自分事として捉え、投票を通して未来を変えることにつなげてほしい」と訴えた。

参加した3年の郡山恵多さんは「一票では変わらないのではと思っていたが、自分の投票行動が生活につながると学んだ。貴重な経験になった」と話した。

若手職員が企画

今回のイベントは、選挙管理委員会の若手職員が企画。区内の高校で2023年度から実施してきた。以前にも啓発のイベントは行っていたが、より親しみやすい内容へ工夫をこらしていった。

同委員会担当者は「若者の目線で企画した。本物の機材を使用することで、投票へ行くハードルを下げて身近に感じてもらえれば」と語った。

生徒が開票作業に参加

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