淡路島のおへそに開店!「お惣菜とあさごはん やまそら」は真心おかずでお腹がいっぱい 南あわじ市
淡路島の中央付近に位置する南あわじ市倭文(しとおり)地区は、豊かな自然が広がる田園地域。「島のおへそ」辺りとも言えるこの閑静な地域に今年3月、お惣菜と定食スタイルの朝ごはんを提供するお店がオープンしました。
「朝ごはん」ののぼりを目印に坂を登ると、右手に見えるトタン張りの建物に小粋なデザインの垂れ幕。ここが、店主の清水亜矢子さんが実家の倉庫を改装して開いたお店『お惣菜とあさごはん やまそら』です。
週末と祝日のみの営業。朝6時から10時半まで朝ごはんの御膳が頂けます。また11時から15時までは、バラエティ豊かな日替わりのお惣菜を量り売りで販売しています。
店内は広々とした空間。トタンとブロックで構成された壁や高い天井が、モダンな雰囲気を醸し出しています。大きく開いた窓の外には、眩しいばかりの緑と広い空が見晴らせます。
「私は『朝ごはん食べよう活動』をしているんですよ!」と満面の笑顔を見せる店主の清水さん。明るく朗らかなお人柄がステキです。
清水さんは「お客様に、早起きしてごはんをいっぱい食べて、1日を元気に過ごしてほしい」との想いからお店をスタート。使用する野菜はほぼ実家の畑で収穫した物、お米も近隣の契約農家から仕入れるなど、素材にもとことんこだわります。
こちらがこの日、記者が頂いた『やまそら膳』です。テーブルに置かれた御膳を見てビックリ!大きなお皿に盛られたおかずの数々に心が躍ります。土鍋の蓋を開けると、キラキラの白いごはんがギッシリ!豊かな香りがふんわりと立ち上ります。
豚汁は薄味仕立てで具沢山!大きく身が締まったサワラの西京焼に、野菜をふんだんに使ったお惣菜の小鉢がこの日は6品ありました。
『かぼちゃのそぼろ餡』は鶏肉のそぼろがよく絡んだかぼちゃの甘さが心地よく、ピリ辛風味の『牛肉しぐれ煮』はご飯によく合うメリハリの効いたお味です。
濃い目に使ったお味噌が隠し味の『ほうれん草の白和え』に、素材の食感が活きる『オクラのしょうゆ漬け』など、とにかくどれも手の込んだお料理ばかり。
また麹納豆や新鮮な卵など「ご飯のお供」も豊富。盛りだくさんのおかずのめくるめく“味変”が楽しく、気づけば全部をぺろりとたいらげていました。
食べ切れなかったごはんは、おにぎりにして持ち帰ることができます。またおかずの多くは、その日のお惣菜として販売されているのも嬉しいポイント!日によって、『抹茶プリン』等のスイーツメニューが惣菜のラインアップに加わることもあります。
朝ごはんの御膳は他に2種類。ごはんとおかずが可愛い竹籠に入った『竹籠膳』は、ごはんが「おにぎり2個」「卵かけご飯」「白ご飯」から選べます。
また夏季限定の『冷たい出汁茶漬け』は、明太子の冷たい出汁茶漬けに惣菜3品(日替わり)が楽しめます。
記者が実食している間にも、近所の常連客が訪れて楽しくお話ししながら、お惣菜やおにぎりを買って行きます。店主の「好き」と優しい想いがいっぱい詰まったお店は、明るく温かい雰囲気に満ちていました。
場所
お惣菜とあさごはん やまそら
(南あわじ市倭文安住寺154)
営業時間
開店:土、日曜日、祝日
お惣菜:11:00〜15:00
あさごはん:6:00〜10:30
定休日
月、火、水、木、金曜日