1年油汚れを放置した「換気扇」の汚れを“強力な洗剤を使わず”ピカピカにする掃除ワザ
お掃除スペシャリスト（クリンネスト1級）の三木ちなです。「キッチンの換気扇、そろそろ掃除しないと……」と気になりつつも、面倒だからと後まわしにしていませんか？ もしかすると、汚れが蓄積して油まみれのヘドロが溜まっているかもしれません。ここでは、そんなキッチン換気扇の頑固な汚れを落とす、簡単なお手入れ方法をご紹介します。
台所用中性洗剤が役に立つ！
今回、キッチン換気扇のお手入れには強力な洗剤を使いません。どのご家庭にもある、中性の台所用洗剤で掃除します。
わが家のキッチン換気扇は、1年掃除せずに放置した結果がこのありさま……。強力な酸性洗剤に頼らないと難しそうなヘドロ具合ですが、ふだん食器洗いに使う台所用洗剤でピカピカになりますよ。
キッチンの換気扇を台所用中性洗剤で掃除する方法
整流板とフィルターをつけ置きできる、大きめのポリ袋を用意しましょう。こすり洗いしますので、スポンジやマイクロファイバークロスも準備してください。
手順1．整流板とフィルターを取り外して、ポリ袋に入れます。
ポリ袋はゴミ捨て用の丈夫で大きなものがおすすめです。わたしは90Lサイズの袋を使いました。
手順2．50℃のお湯と台所用洗剤を入れて、15分ほどつけ置きします
汚れが浮かせるために、台所用中性洗剤とお湯につけて放置します。洗剤の量は、整流板とフィルターの大きさ、汚れ具合に合わせて調整してくださいね。
このまま15分つけ置きします。今回は袋の口をキッチンクリップでとめました。
手順3．フード内は、お湯で薄めた台所用中性洗剤とクロスで拭き掃除します
つけ置きしている間に、フード内の汚れを取り除きましょう。50℃のお湯と台所用中性洗剤の希釈液にクロスをつけて、かたくしぼって拭き取ります。
キレイになるまでひたすら繰り返しましょう。
手順4．つけ置きした整流板とフィルターをこすり洗いします
台所用中性洗剤で浮いた汚れを、スポンジやクロスで落としましょう。ベタつきはなかなか落ちないので、必要に応じて台所用中性洗剤を足してお手入れしてくださいね。
手順5．水洗い後、クロスで水を拭き取ったら元に戻して終了です。
今回はキッチンシンクを使って掃除しましたが、整流板やフィルターが大きい場合は、お風呂場を使うとまわりを汚さずに済みます。
Before・Afterを比べてみた
Before
油汚れにホコリが積もり、まるでヘドロのような汚れが大量発生していました。
After
汚れがスッキリ落ちて、キッチンの換気扇は元の姿に！ 台所用中性洗剤でも、これほどまでにピカピカになりました。
汚れ防止対策として、仕上げに市販のフィルターを取り付けると後々のお手入れがラクです。夏は気温が高く、油汚れも簡単に落としやすい季節。ぜひこの暑さを味方にして、キッチン換気扇の徹底掃除に取りかかりましょう。
三木ちな／お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア