【世界のマック】インドのマクドナルドで「シュレック」みたいなのが入っててビビった
ナマステーーーー! 突然だけどインドには少なくとも30の異なる言語があって、さらに2000前後の方言があるらしいよ。ちなみに「ナマステ」は「こんにちは」でもあり「さようなら」でもあるんだってさ!!
それはさておき、つい先日人生初のインドに出かけたときのこと。屋台メシを食べる勇気が無かった私(サンジュン)は「マクドナルド」に駆け込んだ。すると、なんだかシュレックみたいなヤツが出て来たんだが……?
・世界のカップヌードル
ご承知の通り、インドでは牛が神聖な動物として崇拝されている。当然ながら牛を食べる習慣もほぼ無いらしく、マクドナルドやバーガーキングでも牛肉を使用したメニューは見当たらなかった。
ほとんどの国で「ビーフ100%パティ」がウリだと思われるマックだが、インドでは何をメインにしてるのか? ポーク? それともチキン? 正解は……「ヴェジ(野菜)」である。
インドのマックには確かに「チキン」もあった。だが日本と大して扱いは変わらず、あくまで2番手以降といった印象。日本の「ビーフ」の代わりに「ヴェジ」が、そのまま収まっているようだ。
・9時から営業
さて、私が訪れたムンバイはインド指折りの大都市で「マクドナルド」もちょいちょい見かけた。……が、日本と違って朝9時から営業開始で、私が訪れた店舗は23時まで営業しているらしい。
開店直後のマックにはお客さんが1人もおらず、何なら掃除の最中。そこはかとなく「まだ早いだろ」という店員さんの雰囲気を感じ取ったが、そこはごめんなさい。そのままパネルでインドっぽいメニューをいくつか注文した。
・はじめてのインドマック
で、まだ薄暗いキッチンから運ばれてきたのはこんな感じ。
クリスプベジマック(コーラとセットで199ルピー。約398円)
ベジマックマフィン(114.29ルピー。約229円)
ピザパフ(59ルピー。約118円)
その他、コーヒーも込みで総額は443ルピー(約886円)なので、インドの食事としては高額な部類に入るのだろう。ちなみに屋台のチャイは1杯20円~40円程度。屋台メシも100円くらいである。
・食べてみた
で、まずは日本の「ハンバーガー」や「チーズバーガー」に相当すると思われる「クリスプベジマック」は、要するにコロッケバーガーといった感じ。やや辛いソースと相まって意外とガツガツ食べられる。
お次に朝食メニューのベジマックマフィンはというと……え?
シュレック?
マフィンにサンドされていたのは、チーズとシュレック色の物体。恐る恐る食べてみるとチキンに野菜が練り込まれたパティのようで、そこまでヴェジヴェジしていない。目を閉じれば肉の練り物である。
そしてラストの「ピザパフ」はアップルパイと同じ形状で、どうやら揚げずにベイクドされている様子。味はトマトソースで、誰が食べても食べやすいと感じるであろう、万人受けする味であった。
正直、ビーフパティがない物足りなさはあったとはいえ「異国の地のマック」は安心感がハンパではない。インドマックにおける “ヴェジ” は「コロッケ」もしくは「チキンの練り物」と覚えておくといいだろう。
なお、私が訪れた時間は販売していなかったが、インドのマクドナルドには「マハラジャバーガー」なんてメニューもあるそう。またインドに行く機会があれば、絶対に試してみるつもりだ。
参考リンク:マクドナルド(ヒンドゥー語)
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.