被曝から80年の節目を迎える広島の平和記念式典 今年の一般参列者入場は6時から
2025年8月6日(水)、広島は被爆から80年という大きな節目を迎えます。そして今年も広島市中区の平和記念公園にて、「平和記念式典(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式)」が開催されます。
節目の年を迎える今年の広島では、「平和文化の振興」を掲げ、被爆80年に合わせたさまざまな取り組みが市内各地で行われており、平和記念式典はその中心をなすものです。
今回からは、これまで行われていた各国・地域代表への招待状送付を見直し、196の国と地域に対して「式典開催通知文書」の送付という形に変更。式典の開催目的への理解を促すことが考えられています。
約9,000席を用意 入場時間は午前6時からに変更
式典会場では、昨年同様に約7,000席のメイン会場と、約2,200席のサブ会場(広島国際会議場)が設けられます。メイン会場には、被爆者・遺族用として約1,600席、一般来場者向けに約1,200席が自由席として確保され、当日は先着順での着席が可能です。
参列者の入場開始は、昨年の午前6時30分から30分前倒しとなり、今年は午前6時からスタートします。
なお、式典に先立ち午前5時〜9時の間は、平和記念公園への入場が一部制限されます。規制時間内に園内にいる一般利用者には、原則として園外への移動が要請されますので、ご注意ください。
黙祷は午前8時15分 閉式は8時50分予定
式典は8時に開式。原爆が投下された時刻の8時15分になると1分間の黙祷を行い、8時50分に閉式となります。
式典の閉式後は規制が解除され、自由に平和記念公園へ訪れることができるようになります。
節目の年に集う、多くの祈り
被爆80年という歴史的な節目を迎える2025年。今年の平和記念式典には、例年以上に多くの参列者が訪れると予想されており、静かに平和への思いを寄せる一日となります。
被爆地・広島で過去と向き合い、平和の尊さを考える大切な時間に多くの方が足を運ばれることが期待されます。