【西武】隅田知一郎投手インタビュー 「毎試合完投完封を目指して投げている」
8月15日放送のライオンズナイターでは、ピックアップライオンズで埼玉西武ライオンズの隅田知一郎投手にインタビューした模様を放送した。6試合ぶりに勝ち星を挙げた心境について訊いた。
――昨日(8月14日、対ソフトバンク19回戦)は久々の白星で7勝目おめでとうございます。
隅田「ありがとうございます」
――昨日のソフトバンク戦は、6回、96球、被安打7、8奪三振、1失点という投球内容でした。改めてご自身の投球を振り返ってみていかがですか?
隅田「湿気もすごくて難しい試合になったのですが、それがケガの功名じゃないですけどしっかり集中して試合に入れたことがよかったですね」
――2回以降は得点圏にランナーを背負いながらの投球でしたが、粘り強く投げ抜きましたね。
隅田「いい打者が多いのでランナーを背負う心の準備はしていて、ランナーを出しても冷静にアウトを取ることを考えていましたし、毎球勝負ができたと思います」
――5回、2アウト、ランナー1、3塁の場面で、栗原陵矢選手を三振に仕留めた時、周りに聞こえるぐらい吼えていましたね。
隅田「3週間前(7月21日、対ソフトバンク17回戦)、栗原さんにタイムリーヒットを放たれて1対0で負けた試合を思い浮かべて、『次はやり返すぞ』と思い気合が入っていましたし、悔しさを昨日の試合にぶつけました」
――6回、96球でマウンドを降りましたが、ご自身的にはもっと投げたかったですか?
隅田「もちろん投げたかったです。毎試合完投完封を目指して投げているのですが、ソフトバンクも強いチームなので球数も多くなりますし、まずは抑えてチームが勝てるようにと思って投げているのですが、昨日は仕方がないかなという気持ちですね」
――昨日の試合で6試合ぶりに勝ち星がついて7勝目となりました。久々に勝ちましたがいかがですか?
隅田「僕に勝ち星がつくかは別として、僕が投げた試合はまず勝ちたいという気持ちでマウンドに上がっていますし、5試合に登板して試合に勝てなかったので『どうにかしたいな』と思っていたなかで、昨日はしっかり抑えて、打線に点を取って貰って自分に勝ち星がついたのは1番いい形なのかなと思います」
――昨日のライオンズナイターで解説者の山崎裕之さんもおっしゃっていましたが、5月22日のロッテ戦(8回戦)、7回途中でマウンドを降りた時に気持ちをあらわにしていて、「そんな隅田投手は珍しいな」というのがあったのですが、そこから隅田投手はすごく気持ちを前面に出していることが多い印象があります。ご自身的にはいかがですか?
隅田「打たれたので僕が悪いのですが、『信頼されていないんだな』と自分に対して悔しい気持ちがあったので、采配に関して不満に思っているわけではなくて、自分のことで『もっとできたな』という悔いが残ったので、試合中なのに気持ちが出てしまいました」
――これからの投球も期待しています。
隅田「ありがとうございます!」
※インタビュアー:文化放送・高橋将市アナウンサー