「加湿器」の劣化や故障につながる“NGな使い方”「うっかりやってた…」「NGだったんだ!」
肌の乾燥だけでなく、空気中のウイルスの繁殖も防いでくれる「加湿器」。暖房でより湿度が下がりやすい今の季節、快適な暮らしに欠かせない生活家電です。しかし、使用方法を間違うと故障や劣化につながることも……。ここでは、やってはいけない「空気清浄機のNGな使い方」についてご紹介します。
NGその1.タンクにお湯を入れる
寒い季節は、つい蛇口から温かいお湯を出したくなります。「お湯を入れたら、加湿器からも温かい蒸気が出るのでは……?」と考えることもあるでしょう。
しかし、加湿器は冷たい水を入れるのが適切です。40℃以上の水をタンクに入れて稼働すると、水温の高さが原因でカビが繁殖したり、加湿器が不具合を起こしたりする原因になります。
NGその2.浄水器の水を入れる
加湿器のタンクに入れられる水は、水道水のみ。ミネラルウォーターや浄水した水の使用はできません。
加湿器を使うのならきれいな水の方がよさそうな気もしますが、水道水を使う理由は「塩素が含まれているから」です。
一般的に、水道水には雑菌の繁殖をおさえるために塩素処理が施されています。そのため、加湿器に水道水を使えば、タンク内で雑菌が繁殖するのを防いでくれるんです。
水道水以外の水を使うと、カビや雑菌が繁殖しやすくなりますのでご注意を。アロマオイルなどの芳香剤についても、故障の原因になりますので使用するのは避けましょう。
NGその3.タンクを洗わずに使う
タンク内の水は、毎日交換が必要です。そのとき、タンクの水を捨ててすぐに新しい水道水を入れるのは、ちょっと待って!
タンク内は非常にぬめりやすく、1日でも雑菌が繁殖する場合があります。新しい水に取り換える際は、つどタンクの洗浄が必要です。タンクに水を入れて、キャップを閉めたら振り洗いしましょう。
加湿器の使用はただしい方法で
使い方を誤ると、蒸気とともにカビや雑菌が部屋中に散らばってしまいます。
加湿器は適切な方法で、室内の乾燥対策に役立ててください。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア