【三山ひろしのさんさん歩】 栽培から作品作りまで一気通貫!ひょうたんを使ったモノづくり「ひょうたんマジック」
幻想的で優しい灯りが灯る!自然素材のインテリアを作る作家さんの元へ
前回の記事に引き続き、四万十市古津賀を散策する三山さんと川辺アナ。
今回は、高知県へ移住して活躍しているという作家さんの元へと足を運んだ。
一体どのような作品を作っている方なのだろうか?
※前回の記事は本記事の最後からお楽しみください
訪れたのは、手作りランプのお店「ひょうたんマジック」。
店主の小泉斉(ひとし)さんに出迎えてもらい、お店のことを色々と紹介してもらうぞ!
店内を見渡すと、さまざまなランプの作品が並ぶ「ひょうたんマジック」。
よく見ると、材料に使われているのは「ひょうたん」。店名にもあるようにひょうたんを使用してランプを制作しているお店だ。
オリジナルで一点もののひょうたんランプは、5000円から10万を超えるものまでさまざま。
小さなものから大きなものまであり、デザインも一つ一つ違って、個性溢れる作品が見る人を魅了している。
ひょうたんアートとの衝撃的な出会いが移住のきっかけ!?
灯りを灯すと、違った表情を見せるひょうたんランプ。温かくカラフルな光は、見ているだけで心が安らぐ。
そんなひょうたんランプは、1週間から1ヶ月程度の制作期間を経て作られる。
一つ一つ丁寧に複数の工具を使用しながら手作業で愛情が込められているのだ。
小泉さんがひょうたんに魅了されたきっかけは、静岡で作家をしているご夫婦との出会いだったという。
ひょんなことからご夫婦のアトリエを訪ねた際に「体を包み込むような、音のシャワーを浴びる」という衝撃的な体験があったそうだ。
それは、ひょうたんで作られたスピーカー「ひょうたんスピーカー」によるものだった。
ひょうたんスピーカーとの出会いを経て、すぐに東京で当時経営していた喫茶店にスピーカーを導入。
すると、あるお客さまから「ひょうたんに穴を開けてランプにしてみたら?」という提案をいただいたという。
面白いアイデアだと感じた小泉さんはそこから約30年、ひょうたんに魅せられ、ひょうたんアートを生業としてきた。
2011年の東日本大震災が起こるまでは東京で活動していた小泉さんだが、震災を経験後に高知県に住む知り合いを訪ねた。
その際、「ひょうたんの栽培から作品作りまでを一気通貫で行える環境が高知にはある!」と感じ、一念発起して移住を決意。
そして、2018年に「ひょうたんマジック」をオープンさせた。
工具を駆使するひょうたんランプ作りに挑戦!
ひょうたんマジックでは、1日で作品を完成させるワークショップが体験できるということなので、三山さんと川辺アナが体験することに。
モノづくりが得意な三山さんにとってはうれしい体験だ!
まずは素材選びからスタート!二人とも数あるひょうたんの中から好みのもを一つだけ選び出す。
お次はひょうたんに穴を開ける工程。
ひょうたんに鉛筆で穴を開けたい部分を下書きし、「リューター」と呼ばれる工具で下書きした部分を削る。
細かい作業だが、三山さんにとっては大好きな作業だ!
上手にくり抜く三山さん。一方、川辺アナも三山さんに負けないように小泉さんにアドバイスをもらいながら穴を開けていく。
荒く穴を開けた後はドリルで穴のディテールを整え、レトロガラスを埋め込めば完成!
三山さん作ひょうたんランプの出来上がり!作品名は「UFO」。
UFOの見た目を意識して、穴を開けた部分にカラフルなレトロガラスを埋め込み、デザイン性の高いランプに仕上げた。
小泉さんは大絶賛!等間隔に配置されたレトロガラスと色彩感覚に優れたカラーレイアウトが目を引く作品だ。
続いては、川辺アナの作品。
家での話し相手になってもらえるよう、キャラクター風に仕上げた。
作品名は「ひょう たん子」。奇抜なネーミングセンスが光る!
まるで命が宿ったかのような作品に、三山さんと小泉さんはびっくり!愛らしさ溢れるランプに仕上がった。
三山さん:ひょうたんランプ作家としてこれからの目標はありますか?
小泉さん:大きな作品を作りたいですね!うちでは大きなひょうたんを育てられる技術はまだないですが、いつか自分で大きなひょうたんを育てて、大作を作り上げたいです。そして全国行脚じゃないですけど、いろんなところで個展を開催していきたいです。
ひょうたんランプに出会い、手作り体験などを通して魅力を存分に体感した三山さんと川辺アナ。
これから個展などを開催していくという目標を聞いて、二人とも「もっともっとたくさんの方に魅力が伝わって欲しい!」とエールを送るのであった。
今回のさんさん歩はここまで!次回の記事をお楽しみに。
ひょうたんマジック
住所:高知県四万十市古津賀2930-8
電話:080-3025-0190
情報提供/高知さんさんテレビ
文/さたけゆうや