豊作願って 「浜なし」の授粉作業
白い花が満開を迎えた梨畑で、横浜市内産のブランド梨「浜なし」の授粉作業が始まった。
横浜サエド園=佐江戸町=では、緑区北八朔町の梨畑で授粉作業や摘蕾の作業が行われた。
授粉作業は、ほかの種類の梨の花から取り出した花粉に、目印となるピンク色の染め粉を混ぜたものを、タンポポの綿毛のようなスポンジに付け、花の中央を軽く叩いていく。同園の菅沼進さんによると、今年は開花後の3月下旬に寒い日が続いたことから満開になるのに時間がかかったが、ほぼ例年通りとのこと。菅沼さんの畑では、1万5000〜2万匹のミツバチを飼育しており、授粉作業は人・蜂共働で行われた。収穫は約4カ月後。