“富士山に一番近い映画館”変身 五合目をイメージしたロビー 通路は山頂目指す高揚感
■富士宮市の「イオンシネマ富士宮」 リニューアルオープン
“富士山に一番近いシネコン”が生まれ変わった。富士宮市にある「イオンシネマ富士宮」が7月18日にリニューアルオープン。ロビーや通路は富士山をモチーフにしたデザインを採用している。
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富士山のふもとにある「イオンシネマ富士宮」は “富士山に一番近いシネマコンプレックス”をうたう。富士山頂からの距離が全国のシネコンで最も近いという。
開業15周年を迎えた今回のリニューアルでは、ロビーを全面改装した。ロビー正面に富士山をモチーフとした壁面デザインを施し、「五合目」をイメージしたスタイリッシュな空間をつくり出す。明るい木目調の内装が温かみを演出し、映画を観る前から非日常を体験できる空間を目指した。
スクリーンに向かう通路にも富士山の要素を取り入れ、「山頂を目指すような高揚感」を得られるよう設計されている。さらに、飲食売店やグッズコーナーは映画鑑賞者でなくても利用可能とし、ショッピングモール利用者の回遊も見込む。
■売店はスマホで注文 チケットレス入場も可能に
利便性の向上も大きなポイントだ。売店にはタッチパネル式の「セルフオーダー」と、スマホで注文から決済まで完結できる「モバイルオーダー」が導入された。チケットはオンライン購入者向けに自動ゲートでのチケットレス入場が可能になり、待ち時間や混雑を回避できる。
イオンシネマ富士宮は、地元で「富士山が見える映画館」として親しまれてきた。SNSでは「映えそう」、「子どもと行ってみたい」といった声が上がっており、週末はファミリー層やカップルでの賑わいが予想される。
イオンシネマは富士宮を含め、全国で96の劇場を展開している。3月には大阪府守口市の「イオンシネマ大日」のロビーにアメリカン・ポップ調のダイニングスペースをオープンするなど、リニューアルを進めている。今後、広島市や北海道江別市などでも各地の特色を生かした劇場への刷新が予定されている。
(SHIZUOKA Life編集部)