完全復活を目指すオシャレなスプリンターに、10秒の壁に挑むリレー侍。学生最強の陸上選手が決まる日本学生個人選手権!!
6月14日(金)〜16日(日)神奈川県・レモンガススタジアム平塚で開催される「日本学生個人選手権」。
読売テレビでは3日間スポーツWEBメディア「あすリートチャンネル」にて生配信を行う。そこで、番組担当のチーフディレクターに大会の見どころをインタビュー。
オシャレな髪型とネイルで100mを疾走!!完全復活を目指す青山華依に期待
昨年の怪我から完全復活を復活を目指す甲南大学・青山華依選手
日本学生個人選手権は、その名の通り「個人」にフォーカスされた大会で、「誰が最も速く走れるのか。最も遠くに飛ばせるのか。最も高く跳べるのか。」に注目が集まる。そんな大会で注目すべき点についてチーフディレクターから「関西のテレビ局のため、関西のチームに取材することも多いので、1番の注目は甲南大学女子陸上競技部です。特に青山華依選手(4年)は、18歳で東京オリンピック4×100mリレーの代表に選出された逸材で、学生女子スプリント界を牽引してきた存在です。
しかし、昨年の2月に左膝前十字靭帯断裂という大怪我に見舞われました。そこから手術、リハビリを経て、昨年の11月にレース復帰。そこから本来の自分とは違う走りに悩んでいましたが、先月5日に開催された『日本グランプリシリーズ 2024水戸招待陸上』で見事、復帰後初優勝を飾りました。コンディションも上がってきており、今大会の活躍にも期待がかかります。
トラックを疾走する姿がかっこいい彼女は今どきの女子大生らしく、髪を染めたり、ネイルを楽しむというようなところもあります。『競技もオシャレも楽しみたい』という想いが強く、指導する伊東浩司さん(男子100m 元日本記録保持者)もその意思を尊重されています。
オシャレについてのエピソードで言うと、クラウチングスタート時に手元を見て、ネイルが綺麗だとテンションが上がるそうで、そんなところも彼女の個性が出ています。
ただ速いだけでなく、遊び心を持っている姿が次世代のアスリートだと思われました。今大会は100mと200mにエントリー、完全復活を印象付けて欲しいです。
そしてあすリートチャンネルでは、彼女の手術から復帰に至るまでの全過程を密着させていただきました。現在もあすリートチャンネルでご覧いただけますのでぜひ見ていただければと思います。
青山選手のモチベーションにもなっているネイル
【青山華依選手の大怪我のリハビリから復帰レースまでを密着取材したあすリートチャンネル】
https://youtube.com/playlist?list=PL6lFVTSmCuGOb5A6hdUiuFuI581HB13CA&si=uDCKOMtVpy4bYmwl
青山華依 リハビリ日記
練習が日本インカレ決勝レベル。ハイレベルな環境が甲南大学の強さ
2023日本インカレで表彰台を独占した甲南大学の3選手
青山華依選手を擁する甲南大学だが、速いのは彼女だけではないという。そこについて伺うと「青山選手に注目が集まりますが、実は彼女以外にも速い選手がいます。しかも3名です。岡根和奏選手(3年)、奥野由萌選手(3年)、藏重みう選手(2年)です。彼女たちは、青山選手が怪我で不在の間に見事な活躍を見せました。特に昨年の日本インカレ100mでは1位藏重選手、2位岡根選手、3位奥野選手と表彰台を独占する快挙を成し遂げました。さらに4×100mリレーでは学生記録まであと0.01秒まで迫りました。そんなスプリント界で注目される彼女たちに話を聞くと、『普段の練習が、ハイレベルな環境の中で競い合えてるのが成長の要因です。』と答えが返ってきます。毎日の練習が日本インカレ決勝レベルなので速くなるのも納得ですし、青山選手を筆頭に甲南大学の強さが理解できました。
また藏重選手は、インターハイチャンピオンとして入学してきた昨年、日本選手権3位になりアジア選手権の日本代表として4×100mリレーに出場しました。大学では文学部で日本文学を学んでおり、教員免許の取得を目指しているのですが、字がめちゃくちゃ綺麗です(笑)。インタビューの受け答えもとても丁寧で、いつも驚かされます。
今大会も女子100mで甲南大学表彰台独占の可能性もあるので、ぜひその瞬間を見てください!」
甲南大学選手への取材の模様
参加標準記録を突破しパリ五輪出場へ!そして日本人5人目の9秒台を目指す東洋大学・栁田大輝
ここまで女子選手について聞いてきたが男子にも目を映すと、やはり気になるのが東洋大学3年の栁田大輝選手。昨年、バンコクで行われたアジア選手権では決勝で10秒02の自己ベストで優勝!今シーズンの初戦でも自己ベストタイ記録の10秒02をマークするなど、10秒の壁を超える選手として期待されている。そして先月4日、5日にバハマで行われた「ナッソー2024世界リレー」で、日本代表として4×100mリレーに出場し、日本のパリ五輪出場枠を掴み取ったリレー侍の一員でもある。
そんな栁田選手について聞くと「やはり今大会で夢の9秒台が期待されています。実は会場のレモンガススタジアム平塚はいい風が吹く競技場なんです。追い風があれば記録がでやすいため、もしかしたら、もしかするかもしれません。そして栁田選手は、パリ五輪代表入りを目指している選手です。6月30日までに参加標準記録の10秒00を突破した上で、6月末に行われるパリ五輪の選考会でもある日本選手権で2位に入れば、パリ五輪の日本代表に内定します。男子100mで出場を予定しているライバルには、桐生祥秀選手や小池祐貴選手など9秒台スプリンターもいますが、今大会で日本人5人目の9秒台、その瞬間を配信できることを楽しみにしています。」
他にも、世界を舞台に戦う選手や学生記録保持者、昨年インターハイを制したルーキーなど注目選手が多数出場します。陸上競技学生最強選手が決まる日本学生個人選手権。ぜひとも配信でその活躍を見てください!
【日本学生個人選手権オリジナルHP】
https://ytv-athlete.jp/specials/2024alljapan#introduction
配信URL
6月14日(金)
https://ytv-athlete.jp/specials/2024alljapan