【極論】焼肉って結局ウインナーが一番うまくないか? 「ウインナーだけ焼肉」やってみた結果 …
焼肉って1口目は死ぬほどおいしくて、2口目はとってもおいしい。10口目もおいしくて、50口目を経て、最終的に「2度と焼肉は食べたくない」という気持ちになる。それでも1週間くらいたつと「焼肉食べたい」となるのが焼肉の魅力なのだが、ともかく焼肉を食べ過ぎた時ってマジ苦しいよね!
そんな焼肉食べ過ぎタイムにおいて、唯一「コレならギリイケる」となるもの……それが『ウインナー』だ。わざわざ焼肉屋へ行ってウインナーを食うのもどうなんだろう? そう心の中では思いつつ、気づけばウインナーを奪い合っている我々がいる。てか今気づいたけど……
焼肉って結局、ウインナーが一番ウマいんじゃないか?
・ウインナー焼肉やってみた
と、いうことでスーパーでウインナーを色々買ってきた!
焼肉でウインナーといえば「パリッ」としたあらびきタイプが主流であるが、ウチの実家では皮なしタイプが使用されることも多かった。今回はタイプ違いの6種類のウインナーで『ウインナーだけ焼肉』を敢行したいと思う。
お皿に盛り付けたらワァ〜! めちゃめちゃ映える!
面倒な準備や下ごしらえが不要で、気分は完全に焼肉。最高か。
しかもあっという間に焼ける。これを機にウインナーだけ焼肉、流行っちゃうんじゃないかな!?
・なんぼでもいける、そんな気がしていた
じゃ、人生初の1人ウインナー焼肉やってこう!
ちなみに私は牛肉ステーキだと通常で500グラム、頑張れば1キロを完食できる生粋の肉食いっ子。今回購入したウインナーの総量は896グラムなので、まぁ余裕でしょう。
王道のシャウエッセン。100本くらいいけそう。
お!? あらびき系に見えた『まるごと美味しい フランクフルト(伊藤ハム)』は意外にも魚肉ソーセージみたいな食感。言われてみればフランクフルトって、そうか。
逆に『ちいかわウインナー(丸大食品)』がちいかわの割にパリッとしてた。こうしてみるとウインナーって、どれも個性的で面白い。カルビとロースくらい違う。おいし〜⭐︎
7分後……
ちょ、タイム。
・結論『ウインナーだけ焼肉』とは
6種類のウインナーを1周しただけにも関わらず、私の胃袋からはそこはかとない満腹感が漂い始めた。お腹ペコペコ状態で臨んだはずなのに、一体なぜ……?
そうだ、大事なものを忘れてた! ということでお茶とご飯を用意しました。「ご飯があることで逆に肉がたくさん食べられる」という現象は、多くの人が思い当たるところだろう。ここから巻き返しをはかる!!
3分後……
結論:ウインナーはあまり大量には食べられない
想定よりかなり早い段階で結論が出てしまったのだが、これは『ウインナーだけ焼肉』が成立しないという意味では、決してない。なぜなら「大量には食べられない」だけであり、逆説的には「少量で満腹感を得られる」といえるからだ。
また個人的には、ウインナーの味に飽きるとかも一切なかった。このことは数種類のウインナーをミックス食いしたことが大きな要因であるように思う。シャウエッセンでギトギトになった口内をちいかわで緩和させ、箸休めにポークビッツをつまむ……この手法で、私は胃が限界を迎えるまで、少なくともおいしくウインナーを味わうことができた。
そこからはのんびり食べ進め……
大小計21本のウインナーを完食! 苦しいけどおいしかった!
カルビやロースと別枠であることが判明したウインナーは、もちろん焼肉のサブキャラとして、なくてはならない存在。だがしかし、ウインナーだけ焼肉も相当イケる。「フライパンで焼けばいい」とか言い出す奴、君は何も分かってない。
なぜなら目の前で焼きながら食べるウインナーは、もはや「焼いたウインナー」の枠を超越し、「焼肉」の次元へと昇華しているのだから。焼肉屋でついウインナーを頼みがちな人、トライしてみるべし!
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.