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稲荷やすらぎ荘 市が機能移転を検討 一部利用者に不安の声

タウンニュース

やすらぎ荘陶芸室の焼成窯

老朽化が進む老人福祉センター「やすらぎ荘」(稲荷)の今後のあり方について市は先月31日、利用者に向けた説明会を開催した。同館の利用者数減少や維持・修繕コストの観点から、「建物の継続使用はしない、建替えはしない方向で検討」と説明。一部利用者の間では不安の声が広がっている。

開設から55年が経過したやすらぎ荘は、建物の老朽化や設備面での課題がある。昨年10月に市が行った利用者説明会では、年間7千万円を超える経費や、過去5年で約900万円の修繕費が発生したことを報告。今年3月に策定される予定の「第4次藤沢市公共施設再整備プラン」の短期プラン(2025〜28年度)でも、同館を含む老人福祉センターの施設規模や統廃合などの検討がなされるという。

先月の説明会では、これまでの経緯を踏まえ、利用者に向け検討案を報告した。

今年度は昨年12月末までに延べ約2万8300人が同館を利用している。市は今後、利用者の年代層を限定せず、より身近な交流の場として公民館や自治会館の利用を促すとして、サークル団体の備品や機能を他の場所に移転するなどの方向性を示した。

同プラン策定後の今秋には、市民に向けて高齢者の保健・福祉に関するアンケートを実施予定。26年には、高齢者福祉計画を盛り込んだ「いきいき長寿プランふじさわ2029」の策定を開始。同館の具体的な方向性が提示される予定だ。

設備の代替は

やすらぎ荘には、同館ならではの設備を使った活動を行うサークルもある。陶芸サークル「藤陶会」はその一つ。同館の敷地内に建つ陶芸室で半世紀以上活動しており、現在の会員数は100人を超える。

今回の説明を受け、同会は設備の今後について不安を示す。丸太でできた陶芸室の中には、同会が約30年前から利用してきた、巨大な焼成窯や電動ろくろ回しなどの機能が備わっている。「やすらぎ荘の設備を失えば、活動が立ち行かなくなる」と同会は懸念を口にする。

市は、藤陶会や温室を利用した園芸サークルなど、他に代替する機能がない場所については「移転や新設については個別で検討していく」と話している。

きょう21日に開かれる市議会2月定例会の総務常任委員会では、同じく老人福祉センターの「湘南なぎさ荘」の鵠>沼市民センターへの機能移転についても審査する予定だ。市は「今後も必要に応じて説明会や意見交換会を行う」としている。

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