男性的エネルギーを表す「火星」の特徴とは！？西洋占星術の基本！10天体を知ろう！【一番わかりやすい はじめての西洋占星術】
火星
「どう戦って自分が望むものを勝ち取るか」
バイタリティーと挑戦欲、攻撃性の傾向を表す
象徴するキーワード
男性的エネルギーを表し、積極性や生命力の象徴です。その人の持つ攻撃的側面や挑戦の意欲、判断の速さ、健康面の強さ、性的欲求の強さ、勝負運の有無を表します。また男性においては「恋したときの愛情表現の仕方」、女性においては「惹かれる異性のタイプ」も表します。争いやトラブルも火星の管轄であるため、起こしやすいトラブルや問題をどう克服するかの方法も火星から判断できるでしょう。「何によって意欲が湧くか」「闘争心を感じたとき、どう行動するか」と解釈するといいかもしれません。火星の個性を生かせれば強力な武器に、できなければフラストレーションの原因になりがちです。
火星が 牡羊座 にある
攻撃力抜群の暴れん坊系キャラクター
好戦的でエネルギッシュな野性味のある人。行動に移すまでの瞬発力は抜群で、危険なことにも自ら進んで飛び込むので、競争にはめっぽう強いでしょう。ただ、行動に移すのが早いため勘違いやミスも多く、やり方が強引なせいで周囲との問題も起こしがちです。恋愛も惚れっぽくストレート。ある意味手段を選ばない強さがありますが、いったん性的な関係を持つとすぐ飽きることも。
火星が 牡牛座 にある
手にしたものは放さない難攻不落の人
一見温厚、でも実は守りが非常に堅い頑固な人。本来は争いを好みませんが、安全や大事にしているものが脅かされたとき、断固たる力を発揮しそれを死守します。忍耐強く持久力も強め。温厚な分、いったん怒ると止まらない傾向が。所有欲も大変強く、好きになった相手に執着します。嫉妬心や独占欲も強いでしょう。性的なエネルギーも強く、それに翻弄されてしまうことも。
火星が 双子座 にある
問題は機転と直感でふらりとかわす
俊敏で好奇心旺盛。物事の判断が速く器用で、せわしなく動くので落ち着きがない印象を与えます。元気はありますが、気分に左右されやすく持続力は低め。精神的疲労は大敵です。問題にぶつかったときは事前に察知して避けるか、巧みにかわします。恋愛は好奇心からはじまり、それが満たされると冷めやすいでしょう。性的なことには関心が薄め。興味のある対象が変わりがちです。
火星が 蟹座 にある
デリケートで守りが堅い内弁慶タイプ
直感が鋭く、防衛心の強い人。周囲に対して常に警戒心を持ち、アンテナを張って、自分自身や大事な誰かを守ろうとします。その分よく気が付く人ですが、過剰になると、転じて感情的＆攻撃的になりやすい面も。知らない相手にはよそよそしい分、親しい相手にはわがままになります。性的にも少々臆病で、好きな相手には安心を求めます。健康面では心配しすぎに注意です。
火星が 獅子座 にある
褒められたい、注目されたい情熱家
情熱的でプライドが高く、自分を表現したいという思いの強い人。元気な時は明るく、周囲を巻き込んで 120%の力を発揮。難しい局面も乗り越えます。その反面、意に沿わない展開があると気力が半減、攻撃的になることも。好きな相手には甘く、反目する相手には厳しいでしょう。恋愛面では褒め言葉に弱く、性的にもその気になりやすいですが、一度自信を失うと回復には時間がかかります。
火星が 乙女座 にある
情報と観察力で難局を乗り切る知性派
冷静で観察力に優れた勤勉な人。管理能力に長け、規則正しい日常を送ります。感情的になることは少なく、面倒事は事前に気付いて回避。腹を立てるのは、日常や自分の安全が侵害されたときでしょう。考えて対処する人で、攻撃力やスタミナは少なめ。劣悪で混沌とした環境はダメージになります。恋愛面では一途で潔癖な傾向。憧れから入りやすく、生々しい関係には尻込みしがち。
火星が 天秤座 にある
スマートな平和主義者で戦いは苦手
自分の中の怒りや攻撃性をストレートに表現するのを避ける人。平和主義であること、争う自分は美意識に反することがその理由です。問題は事前に察知し、巧みに避けます。勝負事で勝ちを譲ることが多いかも。実際には立ち向かわなくてはならない場面でも、傷つくことを恐れ、逃げてしまいがち。恋愛ではスマートな対応が持ち味で「楽しんでこそ恋」と考えるタイプ。つらいのは苦手です。
火星が 蠍座 にある
攻守ともに強力な不屈のファイター
生命力旺盛で心身ともにスタミナのある人。特に逆境に強く、不屈の精神力で不利な状況をひっくり返します。感情面では一度傷つけられるとずっと忘れません。人を敵味方で判断しやすいのも特徴で、いったん敵と認定すると容赦なく攻撃するでしょう。恋愛面ではフェロモンが強めで相手を惹きつける人。性的エネルギーも強めですが、性的なコンプレックスを抱きやすい一面も。支配欲も旺盛です。
火星が 射手座 にある
熱しやすく冷めやすい奔放な個性
強い衝動性とチャレンジ精神を持つ人。いわゆる「すぐその気になる人」で、瞬時に熱くなり行動に移したがります。人からの押し付けが嫌いで、自分で開拓することに喜びを覚えます。カッとなりやすいですが、怒りは長続きしない傾向。恋愛においても気になる相手にはすぐアタックするでしょう。原動力は主に征服欲で性欲も旺盛。しかし執着しません。奔放でモラルは気にしないタイプ。
火星が 山羊座 にある
緻密な戦略で確実に勝ちを取りに行く
強い野心と権力欲を持ち、自分の中のエネルギーを的確にコントロールして目的を達成する人。先に情報を集め作戦を立て、守るときと攻めるときを見極めて「ここぞ」という時に勝負に出ます。政治的なさじ加減もわきまえ、危険は的確に避けるでしょう。負けるケンカはしない主義。恋愛においては、基本的に奥手で感情の解放は苦手なものの、経験とともに欲求に忠実になります。
火星が 水瓶座 にある
空気を読まず自分の理想を曲げない人
自分の考えや理想があり、それを実現することに情熱を燃やす革新的な人。分析力に長け、状況の問題点を察知。解決のために努力しますが、「空気を読む」態度を取らないため、古い体制や組織の中では煙たがられがち。ときに勇敢でときにトラブルメイカーな人。恋愛においては友愛的で「男はこう、女はこう」という性差へのこだわりが低め。ややナルシスト傾向あり。型にはまろうとしません。
火星が 魚座 にある
最大の武器“直感力”で危険を回避
繊細で直感力の優れた人。争いを避けたい気持ちが本能的にあり、奉仕精神が旺盛。時に進んで犠牲になりますが、「最後は周囲を味方につけて争いに勝つ」スタイルなのかも。強さはもっぱら精神的なエネルギーとして発揮され、人の心を巧みに読み取り癒しを与えます。神経が疲れやすく強くないので、過酷な状況には不向き。恋愛では受け身で尽くすほうですが、つかみどころのない一面も。
【出典】『一番わかりやすい はじめての西洋占星術』著：アストロカウンセラー・まーさ
