家族での船キス釣りで24cm筆頭に本命42匹【福井・岡津】初体験でも十分に満喫
4月に息子と行って良い釣果に恵まれたので5月23日も誘ったが職場のレクがあるからと振られてしまった。すると娘と嫁さんが行くと言う。サビキ釣り程度しかしたことのない女性二人を連れて楽しめる釣りといったら、この時期はコレしかない。福井県小浜市岡津の遊漁船でキス釣りをすることにした。
早朝に出船してキス釣り開始
午前5時出船で納竿10時と少し短いが、乗合だと一人5千円とお得。さらに当日は他に釣り客がいなかったので貸し切りだった。乗船時に船長に状況を聞くとピンギスが多いらしい。雨が少ないのが原因と言う。梅雨入りすれば平均サイズは良くなるが、大型の出現率は下がる傾向にあるらしい。
初心者連れなので、それなりに楽しめてお土産があれば満足とお気楽に出船。タックルは2mほどの短ザオにPEラインを巻いた小型スピニング、リーダー5号を介してキステンビンと市販の仕掛けをセットした。オモリは水深に合わせて10~20号を利用し、エサはイシゴカイとアオイソメを用意。
キスの釣り場移動とポイント選び
最初のポイントは鯉川海水浴場の沖合。水深5mと非常に浅いポイントだったが、ここは不発。アタリは遠く、釣れたキスはピンが2匹と激渋。嫁さんと娘の視線が痛かったが、それを感じたのか船長は早々に移動を決断。半島を回って蒼島の南側で再開する。
ここは十年ほど前に訪れたことがあり、大型キスが上がったポイントだと記憶している。都合良く南風が吹きだしたので、勝手に引き釣りとなりそうだ。
20cm級のキスをキャッチ
オモリを15号と重くし、イシゴカイを付けてキャストしたらベールを返して娘に託す。次も同様にキャストして嫁さんに渡すと、娘が「きたっ」とリーリング開始。マジかいなと見ていると、嫁さんも「きたよ」とリーリング。こりゃ忙しくなりそうだ。
やがて現れたのは20cm前後のキス。十分なサイズだ。キスを外してクーラーに入れていると、嫁さんがダブルでキャッチした。
休む暇なくキスが次々とヒット
自分のタックルも持ち込んだが、こうなるとそんな暇はなさそうだ。エサを付け、キャストして様子を見ていると、ロッドティップがクククッと絞り込まれる。少し間を取ってロッドを軽くあおってリーリング開始。ま、良くできたもんだ。
あっという間にツ抜けしたが、船が流されてポイントを外れるとアタリが遠のく。この隙に自分のタックルにもエサを付けて放り込んだ。
良型の23cm&24cmのキスも手中
2人には軽く引き寄せてキスを誘うようにと言いながら、自分の仕掛けは船の流れるがままにボトムをトントンしているとゴンゴンと引き込まれた。ラッキーなことに、これで23cmをキャッチ。このサイズになるとつかんだ指がくっつかないほどに肥えている。
蒼島に流されるとベラが釣れるので、船長が潮上に上ってくれる。そうするとまたまたロッドが引き込まれる。キス釣りって楽すぃ~。
20cmを超えるような良型も交じるなか、最長寸は娘にきた24cm。このサイズになるとキスとは思えないほどに良く引いて楽しませてくれる、ように感じた。
最終釣果
2人とも夢中で釣っていたが、朝の時合いが終了するとアタリは緩慢となり、ピンギスが多くなった。船長は頻繁に流す筋を変えてくれたが、大型には出会えず。シモリ周りを攻めると型が良いそうだが、2人には根掛かりが頻発、ちょっと難しかったようだ。
予定通り午前10時に納竿して、24cmを頭に42匹。半分がピンギスだったが、2人とも楽しかったようだ。キスはまだまだシーズンが続くので、皆さんも出かけられてはいかがだろうか。
<週刊つりニュース中部版APC・田中こうじ/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年月日号に掲載された記事を再編集したものになります。