「余ったワサビ」の冷蔵庫への入れ方を変えるだけで…?「意外なことに役立つ」「知らなかった」
お寿司やお刺身を食べた後に少しだけ残ってしまったワサビ、どうしていますか? ほんの少量だからといって捨ててしまうのは、なんとなくもったいないと感じる人も多いのでは。今回は、そんな余ったワサビの意外な活用方法を見つけたので、実際に試してみました。
「余ったワサビ」は捨てずに取っておこう
お寿司やお刺身を食べた後、お皿の隅に少しだけ余ってしまったワサビ、皆さんはどうしていますか? ほんの少量だと他の料理に活かすのも難しいため、ついそのまま処分してしまいがち。けれど、捨てる前にふと「何かに使えないかな?」と考えてしまう人も多いのではないでしょうか。
そこで調べてみたところ、余ってしまったワサビの意外な活用方法を見つけたので、実際に試してみました。
「余ったワサビ」は冷蔵庫のカビ予防に活用
ワサビには高い抗菌・防カビ作用がある
ワサビには、じつは高い抗菌・防カビ作用があることが知られています。この作用を持つ成分は、ワサビ独特の辛みの元でもあり、食中毒の原因となる細菌やカビの発生を抑える効果があるのだそう。実際に、お寿司やお刺身にワサビを添えるのは風味を豊かにするためだけでなく、食中毒を防ぐ目的もあります。
ワサビのこの性質を利用すれば、冷蔵庫内での食材の腐敗やニオイの発生を抑えられるため、食材をより衛生的に保つことができるのです。
活用方法
やり方は簡単で、使い切れずに余ったワサビを小皿に載せて、それを冷蔵庫に入れておくだけ。
小皿にラップをかけて数か所に小さな穴を開けておけば、ワサビが乾燥しにくくなり、効果が長続きしやすくなります。
【注意点】冷蔵庫内の掃除は別途で必要
ただし、ワサビだけですべての菌やカビを防げるわけではありません。定期的な庫内の掃除や、食品の整理も並行して行うことが大切です。
また、時間の経過とともに乾燥したワサビは効果が落ちていくため、数週間に一度は新しいものに交換するのが理想です。乾いてカピカピになったら、抗菌効果はほぼなくなっていると考えたほうがよいでしょう。
ワサビの成分は強いため、直接食材に触れると風味が移ったり、変質する可能性があることを考慮しながら行うことが大切です。食事の後、ワサビが中途半端に余ったときはぜひ試してみてくださいね。
糸野旬/ライター