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<スカッとイライラ>よく考えると全然わからないけれど伝わる「オノマトペ」教えてください

ママスタセレクト

「なんだかモヤモヤする」「心臓がバクバクする」「猫がニャーニャー鳴く」。私たちは日常会話のなかで自然とオノマトペ(擬音語・擬態語)を使っていますよね。オノマトペは、言葉だけでは伝えにくい感情や音、動きを表現するのにとても便利です。なんとなくの雰囲気でも相手に伝わりますよね。ママスタコミュニティに、あるママからオノマトペにまつわるこんな投稿が寄せられました。紹介します。

『よく考えると全然わからないけど伝わるオノマトペを教えて』

投稿者さんは、オノマトペで表現する日本語の面白さに着目し、お題を挙げてくれています。たしかに、「ワンワン」「ニャーニャー」といった動物の鳴き声や「シトシト」「ゴロゴロ」といった自然界の音をそのまま表現したものは成り立ちが想像しやすいです。しかしなかには「どうしてそうなったの?」と不思議に感じるものもあります。ママスタコミュニティのママたちはどんなオノマトペを取り上げてくれたのでしょうか。紹介します。

人の見た目を表すオノマトペ

『シュッとしている人』

『ボテッとした人』

『ズングリムックリ』

『髪の毛がピヨっているよ』

『ツンツルテン』

まず人の見た目を表すオノマトペが複数寄せられました。どれも簡単な言葉なのに、イメージしやすいものばかりですよね。たとえば「シュッとしている」はスマートで洗練されている印象を受けますし、「ボテッ」は体型がふくよかなだけでなく、どこかだらしない感じが想像できます。「ズングリムックリ」は音の響き自体から、小柄で体型のメリハリがないものの、どこかかわいい印象を受けるのではないでしょうか。また髪の毛が跳ねている状態の「ピヨっている」は、どうしてピヨなのか首を捻ってしまいますよね。もしかしたら、ひよこのピヨピヨから来ているのかも!? 私たちが普段、何気なく使っているオノマトペ。なぜそのような表現になったのか定かではありませんが、オノマトペを使ったほうが伝わりやすく感じるものがたくさんありますね。

心理面を表すオノマトペも面白い

『胸がスーッとする』

『ゾッとする』

『なんかモヤモヤする』

見た目を表すものだけでなく、心理面のものもたくさんあります。言葉にすると説明が難しいのに、感覚的に伝わるのが面白いところです。「スーッとする」は、気分が晴れていく心理状況をよく表現できていますし、背筋が凍るような「ゾッと」も同様。「モヤモヤ」は気持ちに霧がかかっているようなイメージでしょうか。誰が真っ先に使った言葉かはわかりませんが、誰もが共感できるオノマトペが徐々に定着していったのでしょう。

動作のテンポやリズム、態度を表すオノマトペ

『チャッチャッとやってしまいや!』

『はーい。サクサク仕事をやってー』

『チンタラチンタラ歩かない!』

『「デュクシ!」と言って何かと戦うわが子』

さらに、動作のテンポやリズムを表現した「チャッチャッ」「サクサク」「チンタラチンタラ」や、行動の勢いを表す「ガンガン」「デュクシ!」といったオノマトペを挙げてくれたママもいました。オノマトペは大人だけでなく、子どもにとっても便利な言葉ですよね。みなさんのお子さんもよく使っているのではないでしょうか。

『シレッと。なんだ? シレッとって!』

なかには「シレッと」を挙げてくれた人もいました。何事もなかったかのように平然としている様として使われるこのオノマトペは、「シレッと嘘をつく」「シレッと帰ってきた」のように使いますよね。これは「知らないふり」といった言葉と態度の表す雰囲気の両方を兼ね備えて生まれたものかもしれません。

こうしたオノマトペの使いこなしはもしかすると大人よりも子どものほうが達人かもしれません。子どもたちは「デュクシ!」「ドーン!」「ババーン!」など、自分なりのオノマトペを自由自在に生み出しながら、遊びや会話を楽しんでいます。何かを説明するときにも、言葉だけでは足りない部分をオノマトペで補い、相手が共感する言葉選びをしていそうです。 みなさんの身近には、どんなユニークなオノマトペがありますか。ぜひ見つけてみてください。


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