はいだしょうこ 歌のお姉さんの倍率は600倍!!
個性豊かな様々なゲストをお迎えして、幼少期のターニングポイントや、やる気スイッチの入った瞬間を深掘りしていきます。メインパーソナリティの佐藤隆太さんと佐々木舞音アナウンサーの2人でお送りします。
6月10日(月)の放送では、はいだしょうこさんがゲストに登場!歌のお姉さんから、女優としても活躍されているはいださん、素敵なお話をたくさん伺いました!
佐々木:はいださんは音楽家のご両親のもとに生まれ、幼少期より童謡を学びます。
その後、宝塚歌劇団へ入団星組の娘役として活躍。退団後は、NHK「おかあさんといっしょ」の第19代歌のお姉さんに抜擢され、明るいキャラクターで、誰からも愛される存在に。現在は歌手、俳優活動に加え、YouTubeチャンネルを開設。歌、トークと何でも挑戦し人気を集めています。
佐藤:ようこそお越しくださいました、よろしくお願いします!
はいだ:よろしくお願いします!
「素直に歌って歌詞を大事に心で表現しなさい」今も大切にしている恩師からの言葉
佐藤:ご両親も音楽やられてて、小さい頃からもう、そういう環境のもとで音楽に関わってきたんですね。
はいだ:そうですね。ちっちゃい頃は私、本当引っ込み思案で…両親が「この子が何か自分を表現できることはないかな」って探してたら、歌を自宅で歌ってるときはすごく表現できてるって気づいてくれて。童謡歌唱コンクールに応募してくれてそこからこの歌の世界に入ることになったんですよ!
佐藤:それがおいくつの時ですか?
はいだ:小学校3年生のときです。初めてそのコンクールに出場して、中田先生って方が審査員でいらっしゃって、終わった後に楽屋に来てくださって。先生がコンサートを全国でやっていて「翔子ちゃん、一緒に子供の童謡歌手としてソロで一緒に歌って回ってくれませんか」って声かけていただいて、それでやってみますって言って、全国を先生と一緒に回るようになったんですよね。
佐藤:それはもう、いろんなお子さんが参加してる中で、はいださんだけですよね。
気持ちが震わされるというか、そういうのがあったんでしょうね!当時の引っ込み思案だったはいださんは、いきなり先生に声かけられて、それに対してすぐ「はいぜひ」って言えたんですか?
はいだ:最初は、多分戸惑いもあったんですけど、ステージで歌ってお客さんから拍手をいただいたり「よかったよ」って言っていただいたことが多分自分の自信になったり、やっぱり歌を歌ってるとこんなにみんな喜んでくれるんだ、っていうのを小さいながらにもだんだん分かってきたんだと思います。ただ、歌詞を間違えないように歌うとか、そのプロとしてのあり方っていうのもすごく学んだなと思いますね。
佐藤:なるほど。
はいだ:ただ先生は、「素直に歌いなさい」って言ってくださって。「歌っていうのは歌詞があって、歌詞が伝わらないと意味がない。だから翔子ちゃんが、今のままで素直に歌って、歌詞を大事に、心で表現しなさい」っていうのを小学生の頃からずっと言われていたので、それが今でも歌うときには、「やっぱ心で歌いたいな」っていうのはなんかずっと残ってますね。
佐藤:今のお話聞いてるだけでも、すごく温かい優しい先生だったような感じが想像できますね。何かドキュメントとか見てても、結構厳しい歌唱指導される先生とかもいらっしゃるじゃないですか。
はいだ:怒ったことは一度もないですね。もうとにかく「素直にそのままで」って。
歌のお姉さんは倍率600倍の狭き門!合格の理由は、はいださんの「人柄」
佐々木:もう小学3年生の頃から、「自分はずっと歌でやっていこう」って思ったんですか?
はいだ:家族みんな、宝塚が好きでよく子供の頃から観劇をしてたんですよね。毎月観に行って「宝塚に入りたい」っていうのも頭のどこかにずっとあって。
小学校1年生のぐらいのときからは「うわ~素敵だな、こんな世界が素敵な舞台があるんだ」って思ってました。
佐藤:でもすごいですね、宝塚、歌のお姉さんどっちも叶えるとすごいですね。
佐々木:歌のお姉さんになるのも、結構厳しいって聞きますよね。
はいだ:私のときは倍率600倍ぐらいだったかな?最終試験に6人が残ったんですけど「歌が上手な方だな」「この人もお姉さんっぽいな」とかお姉さんぽい方がたくさんいて、この人がなったらいいなとか思って。
佐藤:プロデューサー目線じゃないですか!(笑)
はいだ:合格した後に「なんで自分が合格したんだろう」って思って、そしたら「控え室の態度が良かった」って言われたんです。っていうのも、参加者の中で、歌い方が分からない人がいたんですけど、私が色々教えてあげたんですよ。控え室から試験会場に連れてってくださるお姉さんがいらっしゃったんですけど、実はその人も審査員の1人だったらしいんです。(笑)私達はもちろん知らなくて!楽屋の時の態度から「子供たちのお世話ができるかな」っていうところも見てたのかな。それ知った時、鳥肌立ちましたけどね。(笑)
佐藤:いざお姉さんになられてからは、いろんなこと気をつけなきゃいけないから、結構大変でしたよね。
はいだ:緊張で、うどん1本しか喉を通らなくて。やっぱり前のお姉さんから変わったときって結構「変わって欲しくなかった」っていう声がやっぱり耳に届くんですよね。そのプレッシャーと、カンペとかがないから、セリフとか歌詞も、全部インプットしないといけないんですよ。だから、間違えられない歌とか間違ったらもっかい取り直しになっちゃうんです。
佐藤:あれ、スタッフの合図とかなんで出さないんですか?
はいだ:子供たちと一緒に遊んでるっていう形を取りたいっていうので、もう1回やるよって言ったら子供たちもやっぱり飽きてきちゃったりするんですよ。私達のときは30分番組を完パケで、ストップせずにずっと繋げて撮ってたので…
佐藤:超大変ですね!それ。
はいだ:だから、結構みんな現場はバタバタだけど、子供たちにそのバタバタが伝わらないようにしてました。(笑)
佐藤:相当な集中力がないといけないんですね…食事もなかなか喉が通らないというのも、なんか想像できますよ。
幼少期の家族のエピソードや、歌のお姉さん時代のウラ話など、貴重なお話を伺いました。さらに今回、はいださんが生歌を披露!はいださんの歌声と人柄に「心が洗われた」「癒し効果抜群でした」と2人も感激していました。