《赤穂市議選2025》立候補予定者アンケート(4)4年後の議員定数
任期満了に伴う赤穂市議選(3月30日告示、4月6日投開票)を前に、赤穂民報は立候補予定者を対象にアンケートを実施した。
4年後の赤穂市議会の議員定数は何人が適していると考えるか、との問いには、「15人」「16人」と答えた人が7人ずつで、「17人」が2人、「13人」「14人」が1人ずつだった。
設問と回答は次のとおり。敬称略。五十音順。党派の「公」は公明党、「共」は共産党、「N」はNHK党、「躍」は躍動の会、「無」は無所属。
【質問】任期満了であれば2029年に実施される見込みの赤穂市議会議員選挙において、定数は何人が適していると考えますか。人数を示した上で、そのように考える理由を100文字以内でお答えください。
【各立候補予定者の回答】
▽荒木友貴(39)無現〔1〕
「16人」
議員が地区を超えた市全体の課題に市民・団体と連携して取り組み、他市町、県、国との関係強化へと力点を変化させれば16名で十分に役割が果たせると考えるから。そのためには議会活動の見える化はさらに必要だ。
▽家入時治(70)無現〔5〕
「16人」
人口減少の進展が最大の理由。議会がチェック機能を果たすためには、委員会構成が重要であり、2委員会、各8人構成が妥当である。
▽井田佐登司(62)無現〔1〕
「15人程度」
質問(2)で回答したように、赤穂市を良くしたい議員の集まりであれば、15名程度で赤穂市は良くなっていくと感じます。又、赤穂の未来を真剣に考え、行動できる議員の集団を確立すべきと考えます。
▽木下秀臣(60)無新
「15人」
「自治会長か議員かわからないような方がたくさんいる」と言う声をよく耳にした。私の実家がある福岡のとある市は10万人の住人に対し20名の議員で運営している状況を照らし合わせ15名とした。
▽齊藤雅史(48)N新
「15人」
例えば、議員一人当たり何人の声を伺えるかを考えたとき、5000人(定数9人に相当)では漏れが出るように思えます。私としてはせめて3000人の市民の声を伺い市政に反映せねばという想いで15人としました。
▽榊 悠太(34)無現〔2〕
「ー」
その時の議員がその時の状況により判断するべき。
▽菅原真樹(61)無新
「多角的に定数算出の検討が必要」
定数のみを考えるのではなく、議員の仕事の質、内容、如何に市民のために動いているか問われる。市民のために尽くす市議を更に集める努力も行い、市政運営に最も適した定数を、あらゆる角度から算出検討が必要。
▽田渕和彦(73)無現〔2〕
「16人」
人口を4万1千人と推計し、他市の議員定数から16人とした。人数が減ると議員が人口の多い市街地に集まり議会活動とは別に、市全域の抱える課題を議員がチェックできるか日々の活動の中で懸念していた。
▽土遠孝昌(66)無現〔3〕
「16人」
赤穂市の人口が4万人を割るようであれば、議員の定数の見直しも必要ではあるが、市政に対するチェック機能が低下する恐れがある。
▽中谷行夫(67)無現〔1〕
「16人」
市の財政、人口減少状況を鑑み、今回の議員定数削減の私の考えは2減の16名でした。行政のチェック機能の低下や市民の声を市政に反映していくため、議員一人ひとりが日々研鑽し、議員活動に専念すべきです。
▽南條千鶴子(66)公現〔1〕
「16人」
議会活性化に関する協議の中で議員定数に対してあらゆる角度から検討してきた。2025年度から1減になったが、様々な議案にしっかりと審議を行うという観点と2029年度の人口減少を鑑み16人が適すと考える。
▽西川浩司(61)無現〔2〕
「15人」
出来ることなら、定数を減らす議論より、市政のチェック機能として、常任委員会の人数が、減少することはマイナスであると感じます。常任委員会を、二つにして7人から8人で協議する事と考えると15人と思います。
▽瓢 敏雄(67)無現〔5〕
「15人」
次期定数は改選後の議員が協議するものであるが、これから急速に人口は減少する。今年度は5人で構成する常任委員会ができるので、それを踏まえて、常任委員会を2委員会にするという議論もでてくるのではないか。
▽深町直也(38)共現〔1〕
「17人」
今回の市議選からの18名からの定数1削減にも反対した。大切な市民の声を赤穂市・議会に届けるために、これ以上の議員定数削減は行うべきではない。議会の予算削減は政務活動費の削減・廃止で行うべきである。
▽前川弘文(63)公現〔5〕
「16人」
合理的基準はないが、人口減や他市との相対的比較により判断する。議会運営は、16人が適正。1常任委員会8人で2委員会とする。議会活動に専念できる16人の議員により、住民意思の反映や政策提言に取組む。
▽松崎昭彦(55)無新
「15人」
人口段階別にみた5万人未満の市議会議員の実数は1市あたり平均16.9人だが、赤穂市人口は45000人を下回ってきているので15人定数で、定数削減した分を市民サービスへ回した方がよいと考えます。
▽安田 哲(54)無現〔1〕
「13人」
今回の市議会議員選挙の定数については3人減の15人を提案していました。その理由は、15人で議会運営は十分可能という考えからです。4年後の赤穂市の財政状況を考えるとき更なる定数削減が必要と考えます。
▽柳田智貴(45)無新
「17人」
今年度から定数が減りましたので様子をみながら考えて行く必要が有ると思います。
▽山谷真慶(56)躍新
「14人」
人口減少と財政負担を考慮し、議員定数を削減すべき。少数精鋭で効率的な議会運営を行い、市民の意見を反映しつつ、議会活動にかかる経費を軽減する。議会改革を進め、質の高い議論と政策立案を推進する。
▽山野 崇(50)無現〔3〕
「15人」
議員が減っても喜ぶのは行政だけと考えている私は、議員数はある程度必要であると思っています。しかし立候補者も少なく、議会改革が進んでいる訳でもない。こんな議会では減らしていくのが妥当であると考えます。