てんこもりの高コスパランチは愛情たっぷり♡新開地のごはんカフェ『はっちゃんの台所』 神戸市
新開地でボリューム満点の美味しいランチが食べられる、腹ペコさんにおすすめのごはんカフェ『はっちゃんの台所』(神戸市兵庫区)に行ってきました。
場所は新開地駅から歩いて5分ほどの「新開地アートひろば」1階にあります。以前は「神戸アートビレッジセンター」という名前でしたが、2023年に建物全体がリニューアルされました。
少し奥まった入口にある看板が目印。2017年のオープンから8年目を迎える同店は、ランチは18時まで、それ以降はちょい飲みできる居酒屋として21時まで営業されています。
オーナーの大川はづささんは、新開地・水木通りにある日本料理店『田舎亭』のお嬢さん。小さな頃からご両親の背中を見て育ち、ご自分の将来も、料理の仕事につくことが自然と想像できていたそう。
開放的な空間がひろがる施設内は、小さな子どもから年配者まで、誰もが自由に出入りしくつろげます。この日は近くの新開地劇場で観劇し終えた女性が多く、遅めのランチやコーヒーを楽しんでいました。
待つこと5分ほどで声がかかり、受け取ったランチ(730円・税込)がこちら。メニューには”9品ランチ”とありましたが、お皿にこれでもかと盛られているおかずは全部で15品。プレートにある9分割の仕切りなど関係ない、豪快な盛り付けに思わず笑ってしまいます。
真ん中には鶏のから揚げに、分厚いハムカツ、魚の白身フライと揚げ物3種。下にはバターコーンがたっぷり敷き詰められています。なかでも、ほんのり甘い塩こうじの唐揚げから、じゅわっとしみだす美味しさは格別。
ブロッコリーやカボチャ、レンコンやオクラなど野菜料理が多いのもうれしい限り。この”茄子の揚げ浸し”はごままみれで筆者も真似したくなりました。
他にも、焼き鮭に豚肉の切り干し大根煮など、煮物・焼物・揚物とバリエーション豊かな主菜に加え、主役級の存在感を放つのがこの玉子焼き。こちらは『田舎亭』店主であるお父さまが毎朝焼いているのをわけてもらっているそう。美味しいわけです。
食後にいただいたコーヒーは自家焙煎の本格派。挽きたての香りをたったの230円(税込)で楽しめるんです。これ、セット料金じゃなく単品価格だというから驚きです!
壁にある張り紙にはいずれも低価格設定のメニューがずらり。これからの季節に嬉しいかき氷が200円(税込)で味わえるなんて、この物価高の時代からタイムスリップしたかのようです。
「一食でしっかり栄養をとれるように、毎日献立を考えています。老若男女問わず、いろんな方が顔を出してくれますが、このあたりは一人暮らしの年配の方が多い。姿を見かけないとみんなで心配したり、コミュニティとしても機能できているかな」と話す大川さん。
ごはんの量をその都度たずねてくれるなど、カウンター越しのコミュニケーションも楽しい『はっちゃんの台所』。お店を出る頃には、はづささん(はっちゃん)のファンのひとりになった筆者でした。
場所
はっちゃんの台所
(神戸市兵庫区新開地5‐3‐14 新開地アートひろば 1F)
営業時間
ランチ 11:00~18:00
飲みタイム 18:00~21:00
定休日
火曜日