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「絶対に借りを返したい」サッカーU-16静岡選抜のMF小関陽生(浜松開誠館高)が語った国民スポーツ大会(旧国体)への思い

アットエス


<第40回静岡県ヤングサッカーフェスティバル・U-16静岡選抜 1−1  U-16東京選抜>

昨年8月10日、愛知県の豊田市運動公園で行われた国民スポーツ大会(旧国体)東海ブロック予選。静岡は三重に0−1で敗れ、52大会連続出場していた本大会の切符を初めて逃した。

トップ下で先発していた小関陽生(浜松開誠館高1年)は、涙が溢れたあの時のことが忘れられない。

「責任は常に感じていました。勝たなければいけない試合で、勝ちきれなかった。終わった後に考えたこと?自分は早生まれで次もチャンスはあるので、絶対に借りを返そうと思いました」

3月2日に静岡市内で行われたヤングサッカーフェスティバルで、今秋の国民スポーツ大会を目指すU-16男子静岡選抜はU-16東京選抜と対戦した。小関はボランチで先発出場し、ピッチの中央でバランサー役をこなした。

前半29分には敵陣奥深くでボールをキープし、先制点をアシスト。チームのコンセプトは「繋がる」。チームリーダーとして意識して周囲に声を掛け、一つ下の選手たちをまとめる役割も務めた。

生まれは島田市。小学時代は藤枝市を拠点にする高洲南SSSでプレーし、中学から浜松開誠館へ。高校1年になった今は先輩たちの陰に隠れて「ほぼBチーム」が続いているという。現役時代に清水エスパルスなどでプレーした青嶋文明監督からはハードワーク不足を指摘されている。

「チームにはちゃんとした規律がある。サッカーはオフ・ザ・ボールの部分もできないといけないし、自分は走力が課題。球際の強さと、こぼれ球に誰よりも早く反応することを意識しています」

当たり負けしないようにと自主的にベンチプレスで鍛えた体は、1年前とは比べものにならないほど大きくなった。1つ上のレベルに上がるために、与えられた課題を1つずつクリアしている最中だ。

昨夏のリベンジを誓う15歳は7月の国民スポーツ大会東海ブロック大会に向けて、静かに闘志を燃やしている。

「自分は去年の負けを知っているので、チームを引っ張っていかないと。やっぱり静岡は勝たなければいけない。チームの目標は国スポの優勝なので、サッカー王国として責任を持って戦っていきたいです」

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