気分は防水職人 富士防で中学生ら職業体験
横須賀市森崎に本社を構える(株)富士防で11月14日、中学生らを招いた職業体験が行われた。関東学院中学校(横浜市南区)の1年生20人が長期的に建物を保護するために欠かせない防水の技術の一端を学んだ。
同社は首都圏を中心にマンションや公共施設の大規模修繕を手掛ける。1989年の創業時は防水工事専業で、現在も多くの自社職人を抱える。
この日、生徒らは同社が注力するSDGsの取り組みや建物の大規模修繕について講義を受けた後、防水加工を体験。同社技術部社員の指導の下、ベランダや屋上を漏水から守る塩化ビニールシートに溶剤を塗りながら丁寧に貼り合わせた。参加生徒の一人は「家を長持ちさせるために防水の技術が必要だと知った。作業も面白かった」と振り返った。同社の岡田圭太常務は「防水は生活の身近にある技術。仕事に対する理解を深めてもらえれば」と話した。