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<わたしがシタ妻に!?>地味で平凡だった私の人生に運命の出会い「……恋に落ちた」【まんが】

ママスタセレクト

写真:ママスタセレクト

私は山崎ノリコ(38歳)、子どもは小学生のユリカと年中のケントのふたりです。夫のマコトはメーカーの営業係長。わが家は夫がとても忙しく家事や育児はほぼ私のタスク。ワンオペ状態です。結婚当初から深夜残業や休日出勤、出張などでとても忙しい人でした。子どもが生まれてからも、それは変わることはありません。私も現在働いておりIT系企業の事務職に従事しています。仕事をしている間は、ママではなく自分でいられる時間です。

結婚適齢期といえる年齢のとき、知り合った5歳上の男性が山崎マコトでした。高学歴で同じ年齢の人たちと比べて収入も多め、仕事は忙しいですが、休みの日は趣味などを楽しんでいて、結婚相手としては申し分ない相手に思えました。

専業主婦になり家族を支える選択をしました。たぶんきっと、理想の家族像を手に入れられたと思っていました。しかし、結婚から10年経つ頃には仕事が忙しく私を全然見てくれない夫に嫌気がさしていました。

そして育児が落ち着いてきたころ、私はようやく自由になれました。そう、専業主婦を卒業し、仕事を始めたのです。

職場で出会った「中川タツヤ」に心を奪われました。浮かれていた私にはその気持ちがいけないことだなんて思いもよりません。

結婚以来、久しぶりの勤務。子どもの送迎や、登校・登園準備は目が回るほど忙しく大変でした。契約社員で時短勤務とはいえ、仕事もわからないことだらけで、日に日に気持ちが弱っていきました。タツヤは私が落ち込んでいるのに気付いたのかよく声を掛けてきてくれました。

完璧に恋におちたのはその瞬間でした。結婚し出産して10数年、育児と家事しかしてこなかった私にとって、久々の社会は何もかもがキラキラしていました。 およそ10年のブランクはあったものの、選んだ職場は大当たり。周囲のだれもが優しくて、慣れない私を悪くいう人もいません。 その中で、ひときわ優しく接してくれたのがタツヤでした。笑顔が素敵で、日に日に惹かれていくのが分かりました。私とタツヤはそこから不倫の恋の沼にどんどんハマっていくのです。

愛した人はダレかの夫!だけど……「私、死ぬほどシアワセ」

周りの人の話で奥さんがいると発覚しましたが、気持ちをとめることは不可能でした。連絡先を交換して休日に会う関係になりました。

これが私にとって最後の恋。私は魅力のない女じゃない……もっと心も体もつながりたい……! そんな気持ちでいっぱいでした。そのまま歯止めがきかず、一線を越えたのです。

踏み込んだ関係に誘ったのは私からです。普段から私に興味のない夫は、「友達とディナーに行く」と言えば何も言わないので、バレる心配などありませんでした。

彼のぬくもりに包まれて、私は幸せを感じていました。「離婚をする」この気持ちが明確になりました。彼と結婚を誓い合うようになったからです。

私は、最近ずっと「今とは正反対の自分」を思い描いています。 確かに子どもは可愛い。しかし頭の中はタツヤでいっぱいでした。夫といるときも子どもといるときもタツヤのことを考えてしまうのです。まともに恋愛をしてこなかった真面目な私は、不倫というスリルを「楽しい」と感じていました。 いまの家族を消して、いままでの人生を消して、真っ白にしたい。そこに新しい色をつけていくことだけを望んでいました。

カレの奥さんと直接対決!「私のこと守ってくれるよね!?」

まっすぐこちらを見ながら、奥さんが問いかけてきました……。

沈黙が流れました。彼とは一度も目が合いませんでした。彼は窓の外をずっと眺めていたからです。ずっとだんまりで、そっぽを向く姿が気になりました……。

強がりながらも、私の心は揺れていました。もっと激怒されるかと思ったけれど、奥さんが感情をあらわにしないことに驚きました。奥さんは理性的に、そして冷静に諭すように言いました。

慰謝料という重いワードにおののいたけれど受け入れました。元々慰謝料は支払う予定だったのです。帰り際、奥さんからこっそり電話番号が書かれたメモを渡されました。

帰り道、気持ちを切り替えました。私はまだ彼を愛していたし、彼にも愛されていると思っていました。 今日のタツヤの態度が何を示しているのかなんて、想像もできませんでした。私はタツヤと出会い結ばれたその日から、夫には離婚を切り出すつもりでした。子どもがいても、慰謝料を払うことになっても、奥さんになんと言われようと、タツヤへの思いを断ち切ることなんて不可能でした。 このときの私は、まだ彼の魔法がとけていなかったのかもしれません。

奥さんから聞くカレの姿は……「私にはないキズナ」負けた!

何でこんな話を私にするのだろう……やり場のない悲しみを打ち明けずにはいられなかったのかもしれません。

結婚式はそれはもうたいへんな祝福ムードだったのでしょう。私のせいだとしても、それを不倫をして反故にした彼に違和感を覚えずにはいられませんでした。

「そんなところが前からあるんだよね」とつぶやく奥さんには私にはないものを感じました。

私は現実が何も見えていませんでした。夫がイヤで離婚したかった……お金や生活、家族のことを考えず。目の前に現れた男に「一緒にいたい」と言われたら、現実から逃げて突っ走って……バカなのはわかっていましたが、自分を止められませんでした。

そう、絞り出すのが精一杯でした。タツヤが私に見せてきた上辺だけの姿。私なんかよりはるかに強固な絆が奥さんとタツヤとの間に存在していました。 私なんかこれっぽちも入り込む余地などなかった。浮かれていた気持ちが夜風とともにすーっと冷めていくのが分かりました。 電話を切って、その日見上げた星と月の見えない夜空を一生忘れられない。いまでもこの日の景色は、鮮明に思い出すことができます。一生をかけた恋が終わりを迎え、彼の姿を見たのが最後になったあの日の夜のことを……。

【サレ妻の気持ち】愛する夫に不信感。疑い晴らせずショック!

私は佐倉ミサト。去年、結婚して中川ミサトになりました。入籍してからしばらく経っていますが、数か月前に結婚式も挙げました。夫のタツヤは9歳年上です。精神的にも経済的にも少し頼りないところがありますが、素直で優しい性格です。私が悩んだり困ったりしていると、いつも寄り添ってくれます。私はそんな彼に支えられてきました。でも最近……夫の様子がおかしいことに気づいたのです。

タツヤのジャケットを調べました。映画の半券がふたり分入っていることに違和感を覚え、震える指で興信所に依頼しました。1か月後、興信所から調査結果が届いました。私は今までにないくらい緊張しながら封筒を開きます。

そこにはA4用紙何枚かに渡った報告書と、数10枚の写真が入っていたのです。その瞬間、あぁやっぱりと私は察しました。なかには、不倫を証明する決定的な証拠が入っていました。腕を組む二人の写真、仲良く食事をする姿、そしてラブホテルの出入りや会社近くの路地裏でのキスなど目を覆いたくなるようなものばかりでした。

2年前……タツヤはヒーローのようにどん底にいた私を救い出してくれました。

仕事を抜けて駆けつけてくれたのがタツヤでした。退職後も気遣ってくれる彼に好意はあったけれど、手術を控えた身である私は一線を越えまいと努めていました。

過去の思い出の中にいるタツヤの優しい顔が浮かんでは消え、浮かんでは消えていました。

不倫をされたショックは自分で思っている以上に大きかったようです。あの優しかったタツヤが私を裏切るなんて……。 しかし興信所に頼んだときから、どこか覚悟をしていたことも事実。悩んだ結果、夫に不倫を問い詰めやめさせることにしました。しかしその前に有利にことが進められるよう、私は弁護士に相談しようと決めました。 気持ちは決まりきらない。タツヤを失った後の人生を考えたこともない。それでも自分を守るために、弁護士に相談すると決めた私の行動は正しかったと思います。

夫が子持ちの既婚女性とW不倫!心ボロボロ

そこに現れたのは、おじの娘で姉妹のように育ったイトコのシズカでした。

シズカの言葉は心に沁みました。しかしながら私はそう簡単に決心できません。その後、自宅に帰ってからのことです。私はタツヤに「不倫……しているよね?」と、尋ねました。

一緒に暮らしても、タツヤは不機嫌でつまらないという感情をあらわにします。タツヤは平日こそ早めに帰ってくるようになりましたが、休日は気まずさからか毎週末家にいません。心配したシズカが、手作り料理を持って来てくれました。

きっとタツヤもなにか悩んでいたことがあったのかもしれない。私も自分のことで精一杯で、タツヤに寄り添えていなかったのかもしれない。 それに気がつけなかったこともとても悔しい。でも何か辛いことがあっても不倫という甘い蜜に逃げないで、話して向き合ってほしかった。 でもタツヤは何も話してくれません。発覚してからでも遅くなかったのに……どうして対話から逃げるの? 夫婦として向き合えないタツヤはもう……いらない。「ミサトちゃんのこと、みんな応援しているからね」というシズカ。さんざん悩んだものの、私の心は決まりつつありました。

反省ゼロ夫に未練ナシ!みんなの支えに感謝

私から何もかもを奪った山崎ノリコには、裁判になっても毅然と対応しようと決めました。弁護士には依頼済みです。もちろんタツヤにも……

両親にも話し、実家に帰りました。父と母は私より泣いていましたが、これからのことや私の夢をサポートしてくれると言ってくれました。

離婚を決めましたが、結婚式を数か月前にしたばかりだったので、参列者に謝罪行脚をしました。

しかし誰ひとりお返しを受け取りませんでした。

友人たちの温かい言葉が心にしみます。本当にありがたい……。生きていて悪いことばかりじゃない……。私は幸せな人間なんだと思うことができました。

闘病の末、一生子どもが産めないという現実。そんなときに出会ったタツヤ。弱っていた私には唯一信じられる人でした。その人に裏切られた経験。 私は世界一不幸なんだ……と思ったけれど、どん底の私は同時に差し伸べてくれる手がタツヤ以外にもあったことに気がつきました。たくさんの人に支えてもらって、いまがある! 支えてくれる人たちに感謝し生きていきたい。この辛い経験を生かして、大変な思いや辛い状況の最中にいる人たちを救おうと思います。強い人間に私はなります。

【私の気持ち】妻の不倫を知った夫の望みは!?偽りだらけのシアワセな家族

夫のマコトは多忙で、育児や家のことにほとんど関わりません。ワンオペ育児の辛さを抱えながら、長らく専業主婦として生活してきましたが、下の子が年中に上がったタイミングで仕事を始めました。そこで「中川タツヤ」と出会いW不倫の関係になったのです。しかし奥さんにバレてしまい……私は思い切って奥さんに直接「離婚してタツヤさんと結婚したい」と伝えましたが、聞き入れてもらえませんでした。それでも私は、タツヤヘの想いをあきらめきれてはいなかったのです……。

不倫と生活の不満を隠すことは難しく……夫に打ち明けることを決めました。子どもが寝静まったある夜、久しぶりに夫と向き合って座りました。その後、夫の対応は……。

夫は怒らず不満を言うとすんなり受け入れてくれました。私たちは再構築をすることに……。夫は弁護士を雇ってくれました。

下手な字でつづられた手書きの謝罪文は、弁護士に送られてきたというタツヤからの手紙でした。

彼が慰謝料を払えないのは事実でしょう。でも……。

彼の甘い言葉を信じたかった自分がいました。一晩中、むせび泣きました。一生分の涙でした。

夫だって私に見切りをつけてる。子どもが小さいから、母親の役目を果たせばいいと思っているはず。最初から私を愛していたわけじゃなかった。 仕事をもって、家族をもって、そんな社会的な「当たり前」が欲しかっただけ。それを保つために、私が必要だったのだと思います。 父親・母親として、表明上理想的な家族を死ぬまで送るのでしょう。 あれからずっと空虚な気持ちを抱えたまま、平穏に見える繕った生活をしています。これが私の不倫の罰なのかもしれません。

【不倫夫の気持ち】モテ期から転落「俺って優しい……よな?」

オレは中川タツヤ。昔から友達が多く、男女関係なく仲良くできるタイプだった。今まで付き合った彼女にも「タツヤは優しいね」と言われていた。昔からオレは困っている人がいたら放っておけない性格で、ただそれは好意からじゃなくて、誰であっても助けていた。そんなオレは、9歳年下のミサトと去年入籍した。それから1年後に結婚式を挙げた。

結婚式を終えてから数か月。会社に「山崎ノリコ」が入社してきた。ノリコは慣れない仕事を健気に頑張っていた。ミサトとは正反対で「オレがいてやらないと……」そう思えるタイプだった。そんなノリコから急に積極的なアプローチをうけ……つい負けてW不倫になってしまった。

妻がいて、彼女もいて、ふたりが熱烈にオレを愛している。職場では、年下の上司もいて大きな顔ができない。だがこんなに女に愛されることは、ほかのヤツらにはないはずだ。あのときがオレの人生の絶頂期だった。しかし、ついにミサトに不倫がバレてしまった……。

そうこうするうちに、旦那さんから慰謝料請求をされて、必死になって謝罪文を送ると解決したようだった。

ミサトの後ろ手に持つスマホには、弁護士からのメールが表示されていたことにオレは気が付かなかった。 オレは問題が解決したと思って笑顔を見せていたが、その日ミサトから離婚を言い渡されて目が覚めた。ほとんど涙を見せたことがないミサトがずっと泣いていた。傷つけたのはオレだった。結局オレは優しくなんてなかったんだ。 自分はいい人だって思われたかった、弱っている困っている人を助ける自分に酔っていただけだったのかもしれない。何もかも失うまで、そのことに気がつけなかったんだ。本当にバカだ……。


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