金属サイディングで実現!洗練されたおしゃれな外壁デザインとは
せっかく家を建てるなら、インパクトのあるおしゃれな外壁に仕上げたい!という方も多いのではないでしょうか。金属サイディングを使用することで、洗練されたおしゃれな外壁デザインを実現できます。
今回は、金属サイディングの基礎知識や特徴について徹底解説!金属サイディングを検討している方は、ぜひチェックしてみてください。
金属サイディングのメリット
おしゃれに仕上がる金属サイディングですが、メリット・デメリットとそれぞれ持ち合わせています。金属サイディングならではの特徴について、確認していきましょう!
コストパフォーマンスが高い
金属サイディングのメリットは、コストパフォーマンスが高いことです。モルタルや窯業系サイディングなどと比べて工期も短いため、早く仕上がります。
断熱性が高い
金属サイディングは、断熱性が高い点も見逃せないメリット。金属サイディングは芯材に断熱材、表面にメッキ塗装が施されており、窯業系サイディングの5~6倍ほど断熱性が高くなっているといわれています。外気温に影響されにくいため、快適に室内で過ごすことができるでしょう。
軽量なため耐震性が高い
金属サイディングは窯業系サイディングやモルタルなどと比べてかなり軽い素材。そのため地震などの影響を受けにくいというメリットがあります。建物の基礎や柱に負荷がかかりにくいのは、金属サイディングならではのメリットといえるでしょう。
防水性が高い
金属サイディングは表面が金属となっており、水をはじきやすい点が特徴です。窯業系サイディングはどうしても表面から水を吸収しがちですが、金属系サイディングであれば水をはじくため、経年劣化が進みにくいという側面があります。
金属サイディングのデメリット
上記のように金属サイディングにはメリットも多い反面、やはりデメリットも。しっかり確認していきましょう!
錆が発生しやすい
金属サイディングは表面が金属であるため、どうしても錆は発生しやすくなります。特に雨が多い地域になると、耐水性に優れているとはいえ表面の錆付きは防ぐのが難しいこともあるでしょう。
もちろん金属サイディングは、表面がそのまま金属であるわけではなく錆防止の塗装も行うのが一般的です。よって表面の金属が錆びるというよりは、錆防止の塗装が雨水などによって流れ、金属サイディングが劣化したといえるでしょう。
デザインの種類は少なめ
一般的な窯業系サイディングと比べると、金属サイディングの方が比較的バリエーションは少なくなります。「どうしてもこの柄/デザインがいい」とこだわりのある方は、物足りなさを感じることもあるのではないでしょうか。
小さな傷がつきやすい
金属サイディングは、窯業系サイディングと比べて小さな傷がつきやすいというデメリットがあります。風で飛んできた飛び石や、硬いブラシなどでゴシゴシと磨くだけでも傷がついてしまうことも。
メンテナンスの際には注意が必要です。
外壁がおしゃれに仕上がる!金属サイディングの種類は?
金属サイディングとは、その名の通り金属でできた外壁パネルのこと。外壁のデザインに洗練された印象を与えます。金属サイディングと一言でいっても、ガルバ製やアルミ・トタン製などさまざまな種類があります。ここでは金属サイディングの種類について見ていきましょう。
ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板とは、ガルバリウムという合金を用いた鋼板のこと。ガルバリウム鋼板はほかの金属サイディング材と比べて価格が安く、コストパフォーマンスに優れた材質といえます。一方で、衝撃でへこみやすいという側面があることも覚えておきましょう。
エスジーエル鋼板
エスジーエル鋼板とは、ガルバリウム鋼板を改良させてできた金属サイディング材のことです。ガルバリウム鋼板の錆びにくさをより強化したもので、沿岸部などの住まいでも錆びの影響は少ないという実験結果もあります。
アルミサイディング
アルミサイディングは、ガルバリウム鋼板が登場する前までオーソドックスな金属サイディング材として使用されていました。錆びにくく耐久性が高い反面、ガルバリウム鋼板など新しい素材と比べて価格が高いというデメリットを持っています。
おしゃれな外壁を叶える金属サイディングの選び方
金属サイディングは、洗練された外壁デザインを実現するための素材として人気です。それぞれの立地や家の特徴に合った金属サイディングを選ぶことで、よりおしゃれな家に仕上がります。
金属サイディングを選ぶ際の、いくつかのポイントについてご紹介しましょう。
耐久性の高いものかどうか
暮らしていくなかでメンテナンスの負担を軽減するためには、金属サイディングの耐久性も重視しましょう。金属サイディングの耐久性は、住む場所によっても左右されます。
たとえば九州地方などあたたかく比較的晴れの日が多い地域であれば、一般的なガルバリウム鋼板の金属サイディングでよいことも。一方で沿岸部や雨の多い地域の場合は、エスジーエル鋼板などといった錆びに強いものを使用するのがおすすめです。
デザイン性に富んでいるかどうか
外壁デザインにもこだわりたい方には、スタイリッシュなデザインの金属サイディングがおすすめ。金属の光沢や質感が、建物の外観を引き立てます。
金属サイディングを設置する施工方法は適切かどうか
金属サイディングの施工方法にも注目しましょう。施工方法によって、外壁デザインに大きな影響を与えるためです。
縦張りや横張りなどのパターンを工夫することで、建物の印象を簡単に変えられます。
メンテナンス時における注意点
金属サイディングはメンテナンス性に優れているとはいえ、定期的なメンテナンスは欠かせません。金属サイディングのメンテナンスにおける注意点についてご紹介します。
金属サイディングのメンテナンスは定期的に行う
金属サイディングは、雨や風などの自然要素に常にさらされるもの。そのため汚れや錆び、小さな傷やへこみなどが発生する可能性もあります。定期的な清掃や塗装の施工によって、耐久性を保ち美観を維持できるのです。
メンテナンスは信頼できる業者に
金属サイディングのメンテナンスには専門知識が必要。特に塗装の施工は正確な手順と技術が求められるため、素人が行うと均一な塗りムラや剥がれの原因となることがあります。そのため、メンテナンス作業は信頼できる専門業者に依頼することをおすすめします。
コスト効率
金属サイディングのメンテナンスにはコスト効率も考慮する必要があります。金属サイディングは初期費用が高い素材である一方、高い耐久性により長期的にはコスト削減につながります。
しかし、高いコスト効率を維持するには金属サイディングのメンテナンス費用についても押さえることがポイント。メンテナンス計画を立てる際には、コスト効率を考慮した適切な間隔や方法を選ぶことが大切です。
まとめ
今回は、金属サイディングのメリットやデメリット、種類についてご紹介しました!金属サイディングのメンテナンスなども押さえながら、納得のいく住宅をつくっていきましょう。