ベルマーレフットサル 新たな働き方で地域活性 パソナグループと連携
フットサルFリーグを戦う(株)湘南ベルマーレフットサルクラブが12月3日、(株)パソナJOBHUBと地域での新たな就業や創業を推進する包括連携協定を締結した。
同クラブはこれまで競技のほか、地域団体や企業と連携し、地元活性や社会課題の解決に取り組んできた。一方、パソナJOBHUBもプロフェッショナル人材を活用し、地域企業と複業人材のマッチングやワーケーション事業などを手掛けてきた。今回の協定は両者の取り組みを掛け合わせることで地域活性を目指すものだ。
具体的には、年明けから市内でテレワーク講座やローカルベンチャー講座、交流会などを実施する予定。地域住民や移住者の新しい働き方や創業をサポートすることで地域経済の好循環を進めたい考えだ。
締結式はクラブの新拠点「B1」(小田原市栄町)で行われ、佐藤伸也代表取締役社長は「今の時代、地域が元気でないとスポーツチームの運営は難しい。地域課題の解決に取り組む社会性がクラブの成長につながっている。スポーツビジネスをソーシャルビジネスに変えていく1つの型を作っていきたい」と抱負を語った。
パソナJOBHUBの高木元義代表取締役社長は「事業性と社会貢献を同時に走らせていくには地域で応援される企業になる必要がある。県西地域での事例から全国展開も視野に入れたい」と期待を寄せた。