浄財で野菜お届け 海老名市から輪島へ
能登半島地震と9月の豪雨災害で被災した石川県輪島市で海老名市がこのほど、被災者に大根450本を寄贈した。
輪島市で支援物資の配布拠点となっている神社があり、アルピニストの野口健さんが代表を務める環境&国際協力NPO「ピーク・エイド」(山梨県富士河口湖町)が今年6月から週に1回、野菜を無償配布している。
これに賛同する全国11の自治体からの浄財をもとに能登半島で購入できる野菜を仕入れて食料支援として配布している。海老名市はこの取り組みに参加し、11月9日に最初の支援が実現した。浄財は有志の市幹部と市議あわせて30人ほどが寄せたもので2回分の約15万円を現地に送った。新年1月18日にも同様に野菜を提供する予定という。
市の担当者は、「被災地の一日も早い復興を願い支援に取り組んでいる」と話している。