森永卓郎「今年は大混乱だと思います」先行き不安な東京都議会議員選挙を語る
お笑い芸人の大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜13:00~15:30)1月20日の放送では大竹と経済アナリストの森永卓郎氏が、東京新聞の韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領に関する記事や、今年行われる都議会選挙に関するコラムを取り上げた。
大竹まこと「韓国も与党野党支持が拮抗していて、今の段階では政権与党の支持率が少し上回ってきたと」
森永卓郎氏「そうなんですね。トランプ大統領は議会を襲えと扇動して、そのあと支持率の引き上げに成功したんですけど、韓国では真逆のことが起きていて。むしろ与党の支持率がどんどん上がっているという。これ先行きが全く見えないですよね」
大竹「だから野党の方はユン大統領ではなくて奥様の方に的を絞り始めているという記事も出てきているんですよね」
森永氏「まあ奥さんの方が色々と問題がある人なので……政策で議論すれば良いのに、そうではない足の引っ張り合いで世界が大混乱しているんですよね」
大竹「そうなんですよね。アメリカも、韓国も、兵庫も、外から見ているとその余波が大きすぎるなと思っているんですけど」
森永氏「その意味で私が怖いなと思っているのが今年の東京都議会選挙なんですね。石丸伸二さんがたくさん候補者を立てると、でも政策として何をするのかが分からない。とにかく既存勢力をぶっ壊すんだと。ぶっ壊すのは良いから、具体的に何をするのか明らかにしないと都民は選べないじゃないかと」
大竹「そのことに関しても記事があります」
砂山圭大郎アナウンサー「昨日の東京新聞の本音のコラムで、前川喜平さんが『政治屋への転職斡旋業』という見出しで書かれているんですけれども、『”政治屋の一掃”それが石丸伸二の新党・再生の道の目的だそうだ。国民の政治参加とか、地域の活性化とかもっともらしいことも言うが、東京都政をどう変えたいのか皆目分からない。候補者を都議会に送り込んだ後は任期を2期8年に限定し、民間企業や地方の市長、議員などへの再就職を支援するそうだ。この党の正体は政治という家業への転職斡旋業ではないか』と、こういうふうに前川さんは仰っています」
大竹「前川さんはとても厳しい見方をしていて、今やろうとしていることが政治屋なんじゃないかっていうような……」
森永氏「でも私は前川さんの意見は正しい気がするなあ。今までの選挙で言えば、『豊洲市場どうするんですか』『東京オリンピックどうするんですか』これが争点になるわけです。だけど、わけがわからないんだもの今は」
大竹「政治はどうなっていくんだろうね、これから、あちこちで」
森永氏「今年は大混乱だと思います」