淵野辺小6年3組 「地元カタン」制作 地域交流資源として注目
淵野辺小学校6年3組の児童が、世界的に知られるボードゲーム「カタン」の地元版として「淵野辺カタン」を制作した。3月20日に市立図書館で体験会が開かれ、多世代の市民およそ120人が楽しんだ。
「カタン」は、無人島を開拓してポイントを稼ぐゲームで、世界3大ボードゲームともいわれている。地元愛あふれる「地元カタン」は、世代を超えて地域をつなぐ新たなツールとして注目を集めている。
3組では総合的な学習の時間を使い地元カタンの制作を進めてきた。ボードゲーム会社の協力を得て、JAXA宇宙科学研究所や地域の商店など地元の魅力を詰め込んだオリジナル版が完成。「地元でも知らない施設があり、作るのは楽しかった」などと多くの児童が笑顔を見せた。
体験会ではイベントのポスター作成や受付、ゲーム説明も児童たちが担当。初対面の参加者同士でもゲームを通じて会話が生まれ、「楽しかった」「ルールの理解が難しかった。小学生が作ったとは思えない」と驚きの声が上がっていた。体験会を主催した図書館は「今後もブラッシュアップし、関連イベントを検討したい」と話していた。