くら寿司 に入ったら、あまりにも様子のおかしい寿司が → マジか…その組み合わせは知らなかった
寿司が食いたくなり、近くにあった くら寿司に入った。どうやら4月18日から「いくらとうにと肉フェア」をやっていたらしい。
なんでも大阪・関西万博出店記念だそう。そういえば開幕初日に8時間待ちとかでめちゃくちゃ話題になってた。まあ、限定メニューとかは気になるもんなぁ。
ここは埼玉だが、フェアで万博っぽいメニューでも出してるのかな……と思いきや、普通にウニ・イクラ・肉のフェアなもよう……いや待て。なんだこれは? 1つだけ様子のおかしい寿司がある。
【画像】「うにクリーム茶碗蒸し」などその他のフェアメニューも注目!
・ウニ・イクラ・肉
寿司屋に入ったら、とりあえずその時々のフェアメニューから攻めるのが、最もスタンダードなスタイルではないかと思う。私もそういう感じでピックアップされているメニューのチェックから始めた。
へぇ、寿司じゃないけど、万博関連ってことでミャクミャクグッズを売ってるのか。
そして肝心の寿司は……なるほど、いくらに、和牛に、ウニ。これがフェアのやつだな。どれも美味そうだ。
待て、これは……なんだ?
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> えびと苺とチーズ <
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こいつは流石にフェア対象メニューではないだろう。公式HPを見てみよう。
えっ、いるじゃん……。「フルーツ」×「寿司」!? じゃあないんだよ。しかも230円で、主役と思しき「濃厚うに一貫」と同価格という。
いやでも、この40年で1度もエビと苺を一緒に食ったことは無いからな……。ただし、チーズはちょっとわかる。苺のチーズケーキとかあるし。
何事も試す前に否定するのはよくない。もしかしたら苺とエビとチーズのマリアージュは、濃厚ウニに比肩しうるウマさをもっているのかもしれない。
・未知
ということで両者をオーダー。これが同じフェアで同じ価格ってのが凄いよな。
まずは「濃厚うに一貫」を頂こう。安心安定のウマさだ。値段はまあ、ウニだしね。
そしてこちらが問題の「えびと苺とチーズ」。
そもそもどうやって食うべきかよくわからない。そのまま行くのか、それとも醤油なのか? わからない以上は探るしかない。そのまま食べてみると……
……
……
……
……
やべぇ、わかんねぇ……。食ったことがない組み合わせなので当然の話ではあるが、新体験すぎて全く分からない。
しかし、まさかまさかで、不味いとかは全く無い。いやもしかしたら、これは美味いのかもしれないぞ?
冷静に分析してみよう。まず来るのは、苺のフルーティな酸味だ。そしてチーズ。この二つは予想通りによく合う。話をややこしくしているのは、言うまでもなくエビ。
食べてみて意外だったのは、苺とチーズとエビが一緒になると、エビの存在感がとても希薄になるのだ。何かしらの化学的反応が起きているのだと思う。
ぶっちゃけ、エビはほとんど食感のみと言っても過言ではないレベル。全体的にあっさりした味わいで、なんだか美味しい気がしてくる。
さらなる検証のため、「えびと苺とチーズ」をもう一皿と、ウニ枠のもう一つの主役格と思しき「海鮮うに手巻き(190円)」をオーダーした。
「海鮮うに手巻き」は、美味いことは間違いないが、ウニ目的なら230円の「濃厚うに一貫」の圧勝だった。
そして「えびと苺とチーズ」だが、こんどは醤油で行ってみよう。いよいよ混沌が極まってきたな。苺に醤油ってどうなんだよ。しかし、食べてみると驚くべき事実が発覚した。
美味い! なんだか悔しいが、これが美味いのだ。醤油をかけるとチーズの主張がアップ。エビの主張もいい方向にアップ。そして醤油と地味に合う苺。
嘘だろ……? こうして食べていても信じがたいのだが、全ての相性が良く、良い感じに仕上がっているのだ。ウニとどっち選ぶって言われたら、正直迷うレベル。これはウニが230円なら、エビチーズ苺も230円っすわ。
ということで、フラッと入った くら寿司で、好奇心から様子のおかしい寿司を食ってみたら、40年の人生で完全に未知だった組み合わせの良さを知ってしまった。エビとチーズと苺と醤油って、混ぜると美味いんだな……。最初に気付いた人は凄いと思う。
参考リンク:くら寿司
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.