伝統と革新の融合 ― 愛知県美術館「近代日本画のトップランナー 竹内栖鳳」
愛知県美術館「近代日本画のトップランナー 竹内栖鳳」会場
近代日本画の巨匠・竹内栖鳳(1864‑1942)の全容を紹介する大規模な回顧展が、愛知県美術館にて開催されている。
京都画壇の筆頭格として「西の栖鳳・東の大観」と並び称された栖鳳の、初期から晩年までの画業を100点以上の作品と貴重な資料を通じて再検証するもの。
《絵になる最初》《アレ夕立に》《小春》など代表作品を揃え、伝統流派に学びつつ海外視察から得た表現を融合させた画風の変遷、そして教育者として松園や麦僊らを育てた功績を浮かび上がらせる。
さらに、展覧会では栖鳳の創作背景にも焦点を当て、古画学習や越前和紙との関わり、髙島屋との関係や名古屋との縁など多角的に紹介。明治32年(1899年)に名古屋で開催された絵画共進会で最高賞を受賞したエピソードも取り上げる。
「近代日本画のトップランナー 竹内栖鳳」は2025年7月4日(金)~8月17日(日)に開催。入館料は一般 1,800円など。
愛知県美術館「近代日本画のトップランナー 竹内栖鳳」会場
愛知県美術館「近代日本画のトップランナー 竹内栖鳳」会場
愛知県美術館「近代日本画のトップランナー 竹内栖鳳」会場
愛知県美術館「近代日本画のトップランナー 竹内栖鳳」会場
愛知県美術館「近代日本画のトップランナー 竹内栖鳳」会場