<意外すぎ!?離婚の理由>なぜ?弟夫婦が離婚の危機……仲良しだったのに「怖い」?【まんが】
私(柚月)には弟(雄介)がおり、私たちきょうだいは実家の近くに住んでいます。ある日、母から連絡がありました。
寝耳に水とはまさにこのこと。弟夫婦は仲が良かったはずです。2年前に子どもも産まれたばかり。どうやら離婚の理由は、弟の妻である正美さんが免許を取らないからということなのですが、理解できません。車の免許を取る取らないでケンカはあっても、離婚をするほどの理由だとは思えないのです……。
思い返せば正美さんは免許を取ることに後ろ向きな様子でした。しかし、場所柄タクシーは通らないのです。配車もエリア的に対応が難しい場合が……。事前に予約などすれば大丈夫なのでしょうが……緊急のときはどうするのだろう。(おサイフ的にも現実的じゃないかも……)免許を取るのは私から強制するものでもないし、それ以上は言えません。正美さんだって義姉からあれこれ言われるのは嫌でしょう。「生活してみて不便で困ったら、仕方なくでも教習所に通うだろう」ぐらいに、そのときは思っていました。その後、弟夫婦とたびたび会っても、とくに免許の話にはなりませんでした。
弟夫婦の離婚話に、母は少し動転している様子でした。「雄介に聞いてみてくれない?」と頼まれた私は、詳しい話を弟に聞くことにしました。
「我慢の限界……」弟夫婦が離婚危機。姉としてできる話は
弟は自営業なので会社勤めしている人よりは時間に融通がきくのでしょう。正美さんはその状態に甘えてしまっているのでしょうか。
弟はもう離婚を迷っていない様子でしたが、正美さんの言い分も聞いてみたい気がしました。結婚して住みたくもない土地に連れてこられたのです。きっと彼女にも意見があるにちがいありません。きょうだいと言えど、夫婦の問題に首を突っ込むのはどうかと思いました。でも離婚したら甥であるトモくんにも大きな影響があるはずです。わだかまりを残さないためにも正美さんとも話をしようと連絡してみました。
義妹の返答に、離婚したくなる気持ちが分かってしまった話
正美さんとの話に辟易していると、話し合いに弟が合流しました。
話は平行線のままです。どちらの意見も一理あるな、と思いながら私はふたりの話を聞くことしかできませんでした。
夫婦の関係には「お互いの思いやり」が必要。ゆっくり進む
正美さんは、わりと裕福な家庭で育ったようで、家族やまわりが自分に協力してくれるのは当たり前だと思う気持ちが強い子です。否定されるのにはあまり慣れていないのでしょう。それでも、あれから正美さんは努力するようになりました。
普通の自転車が乗れるようになったので、次は電動自転車で練習。公道での練習も終え、その後はいよいよトモくんを乗せて運転を始めました。「ふたりで走れる距離を少しずつのばしたいんです」と笑顔の正美さん。念のため、長距離の場合は無理せず周りを頼るように伝えました。夫婦が協力しながら子育てするのは当たり前のことです。ですが、一方的に頼り改善や努力の姿勢がないのは相手の心の負担になりかねません。 「良好な夫婦関係にはお互いへの思いやりが必要」というけど、“思いやり”は言いかえれば“努力”なのかもしれないと、弟夫婦の一件から再確認したのでした。