不法滞在「日本で稼ぎたかった」 中国籍の39歳男逮捕 名張署
三重県警名張署は11月16日、出入国管理及び難民認定法違反(不法残留)の疑いで、名張市内に住む中国籍の工員の男(39)を逮捕したと発表した。「日本で金を稼ぎたかった」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は、在留期限だった2017年8月下旬を過ぎても出国せず、今年11月15日までの約7年2か月余りにわたって不法に残留していたとされる。男は14年8月に技能実習のため日本に入国し、逮捕時は工場で働いていたとみられる。
同署によると、15日に男が近所の住民とトラブルになり、駆け付けた警察官が身分証明書の提示を求めた際、「在留カードは申請中で持っていない」と話したことから、確認のため任意同行を求めて調べたところ、在留期間が切れていることがわかったという。