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平塚市立土屋小学校 小規模特認校に指定 市内全域から児童受け入れ

タウンニュース

土屋小の校舎と児童(提供写真)

平塚市はこのほど、2026年度から土屋小学校(五十嵐透校長/土屋3004の2)を小規模特認校として指定し、学区を越えて市内全域からの入学生・転入生を受け入れると発表した。

小規模特認校制度とは、特定の学校を「小規模特認校」として指定し、少人数での教育の良さを生かしたきめ細やかな指導や、特色ある教育を行うもの。児童と保護者が「このような環境で学びたい、学ばせたい」と希望する場合に、一定の条件のもとで通学区域を越えて、市内全域から入学・転入学を認める。

年々児童数が減少

土屋小学校は、1989(平成元)年には290人だった児童数が年々減少し、2016(同28)年には100人を切り99人となり、25(令和7)年4月7日時点では71人。文科省によると、全校で12〜18学級が標準とされており、同校は学級数が保てなくなっていた。

昨年7月から地域・教育委員会・学校の3者で土屋小の未来を考えるための懇話会を実施。25年3月までに3回話し合いが行われ、小規模特認校への移行が決定した。

同校の特色は、教師だけでなく、他の児童とも教え合い、全員が課題を達成できるように取り組む学習の在り方だ。自分で学習方法を選択し、必要に応じて他者と関りをもつことで主体的に学習に取り組む姿勢を育てる。その他、異学年交流やセーフティプロモーションスクール認証校なども特色となっている。

事前見学会を実施

同校では受け入れに先立ち、6月26日(木)に事前見学会が実施される。就学できるのは以下の条件全てを満たす人。【1】26年4月1日時点で平塚市内に住所を有しているまたは前日までに平塚市への転入を予定している【2】土屋小学校の教育活動に理解・賛同し、土屋地域との交流活動に積極的に参加・協力できる【3】通学は指定された登下校時刻に合わせ、保護者の責任と負担において行う【4】児童の心身の状況が、学区外通学に耐えることができる【5】原則として、卒業まで通学することができる【6】その他、土屋小学校が定めるルールを守ることができる。募集対象は新1年生から新6年生まで(26年4月1日時点)。

事前見学会では、授業の参観や概要の説明を予定している。時間は午後1時45分から。参加希望者は、6月23日(月)までに同校(【電話】0463・58・1414)へ連絡を。五十嵐校長は「土屋小学校の児童全員が幸せになれる学校を目指しています。子どもたちの『今』の幸せだけでなく、『生涯にわたって』幸せな人生を歩んでほしいと願っています。そのために、多様な人たちとよい関わり合いを持ちながら、自己決定していくことのできる人になってほしい」と話している。

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