世界最高峰のメトロポリタン・オペラ、2023-24シーズンの5作品を3月より放送・配信
WOWOWにて、最新技術を駆使したカメラワークと5.1chのダイナミックな音声で収録された「METライブビューイング2023-2024シーズン」から5作品を放送・配信することが発表された。
ニューヨークにある世界最大級のオペラハウス「メトロポリタン歌劇場(MET)」。1883年に創設されたこの歌劇場は、世界のトップ歌手たちの夢の競演に加え、舞台セットや衣装など何もかもが豪華そのもの。新演出を積極的に取り入れることでも知られ、常にオペラ界に旋風を巻き起こしてきたが、特に今シーズンは芸術性を追求しつつ、現代の問題に積極的に取り組むMETの挑戦が話題となった。
今回おくるのは、現代に生きる観客にむけて、新たな息吹を感じさせるMET初演、新演出のえりすぐりのラインナップ。幕間では、今まさに歌い終わった歌手たちへの直撃インタビューなど、劇場では見られない映像も満載。オペラファンにも初心者にも、METのすばらしさを余すことなく届ける。
なお、2025年3月8日(土)午後7:30より「ジェイク・ヘギー『デッドマン・ウォーキング』MET初演」を放送・配信。スーザン・サランドンがアカデミー賞主演女優賞に輝いた同名映画の原作ノンフィクションをオペラ化。21世紀、最も成功したオペラといわれる大傑作 。10代の男女をあやめた死刑囚と彼に寄り添う修道女との魂の交流を通し、愛とは? 赦しとは? 死刑制度とは? を問いかける。トニー賞常連、 鬼才イヴォ・ヴァン・ホーヴェの新演出は殺人の全貌を映像で見せ、観客をこのオペラに一気に引きこむ。修道女役で絶賛を浴びるジョイス・ディドナートをはじめ、きら星のようなキャストはMETだからこそ。現代オペラに情熱を注ぐMET音楽監督ヤニック・ネゼ=セガンが美しく激しく、METの新時代を開く。
そのほか、「アンソニー・デイヴィス『マルコムX』MET初演」、「ダニエル・カターン『アマゾンのフロレンシア』MET初演」、「ビゼー『カルメン』新演出」、「ヴェルディ『運命の力』新演出」を放送・配信する。