犬のお手入れにつかうコームはブラッシング以外でも使える便利アイテム!被毛の長さを測る定規として使おう!
コームのピンの長さが被毛の長さを把握するのに便利
コームのピンの長さを考えたことがある飼い主さんは恐らくそういないかと思いますが、実はトリマーでもコームのピンの長さで被毛の長さを考えている人はいなかったりします。
というのも、これを教えてくれる専門学校もあればそもそもそれを知らない学校や先生もいたりするため、どうしてもその知識がまばらになりやすいのです。
しかし、コームのピンの長さが何センチあるかを理解しておくことでいまある被毛が何センチくらいなのかを知ることができ、トリミングのときにどれくらい被毛を残したいかをより明確に伝えることができます。
コームの大きさはS・M・Lがありますが、Mサイズを持っておくとオールマイティに使えるのでおすすめです。
Mサイズの場合メーカーによって若干の差はありますが、約3センチほどですのでそれを目安に被毛の長さをチェックしましょう。
トリミングサロンでカットの長さを伝えるときにコームを持って行こう
トリミングサロンでカットをお願いするときにみなさんは「毛を短くしてください」「少し長めに残してください」「涼しくしてください」「ちょっと寒くなってきたので寒くないように」といった伝え方をすることが多いと思います。
それを聞いたトリマーがそこから細かいカウンセリングに入ってくれればいいのですが、必ずしもそれをすべてのトリマーができるとは限りませんので、飼い主さんのほうができるだけ行き違いを減らせるようにしとくのもポイントです。
先程Mサイズのコームのピンの長さが約3センチとお伝えしましたが、コームのピンを皮膚に対して垂直にあててみてください。
すると被毛が今どれくらいの長さなのかを目視で確認することができるので、コームの長さと被毛の長さを比べて今愛犬の被毛がどれくらいなのかを確かめましょう。
また、コームで長さを確認するときには被毛を根元から立ち上げて確認する方法と普段の被毛が寝ている状態で確認する方法と2種類あります。
トリミングにおいてカットをする場合は被毛を立ち上げてカットをしていき、それを見ながら長さを確認しています。
しかし、犬種や個体によっては被毛を立ち上げてチェックをした場合と寝かせてチェックをした場合とでは地肌の透け具合も違ってくるため、もしも地肌が透けるのが嫌だという場合には被毛を寝かせた状態で長さを測るのがおすすめです。
実際にサロンなどでカットをお願いするときにはコームを持参して、トリマーの目の前でコームをあてて「これくらい残るようにしてください」と伝えてみましょう。
また、その際は先述したように寝かした状態でこれくらいなのか?それとも毛を立たせた状態でこれくらい?というのもわかるように伝えてみてください。
コームを買うときはステンレス製のものがおすすめ
コームをまだ持っていない方やこれから購入を考えている方は、ぜひステンレス製のコームをおすすめします。
アルミ製やプラスチック製もあり、それらのメリットとしては軽いという点ですが、破損しにくく長持ちという点では圧倒的にステンレス製だからです。
特に犬に使う道具は、たとえ使用するのが愛犬だけだとしても衛生面を保つためにも使用したら洗浄し、できれば消毒まですることがベストです。
洗浄だけであればプラスチック製でもよさそうですが耐久性は弱く、アルミ製だと錆びやすくそれにより破損しやすくなります。
しかし、ステンレス製であればそうした心配もなくメンテナンスしながら使えるため、購入の際には検討してみてください。
まとめ
今回は犬のお手入れで使うコームのちょっと意外な活用法として、トリミングのとき被毛の長さを測り伝えるための方法をご紹介しました。
何気なく使っているコームですが、そのコームのピンがどれくらいの長さなのかを知ると愛犬の被毛を測る定規としての役割も果たしてくれるため便利ですよね。
それによってトリミングでカットを伝えるときの大きな手助けにもなるため、ぜひ活用してみてください。