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逗子海水浴場、 海の家の時間延長、来夏も前向き

タウンニュース

来場者数の減少が続く逗子海水浴場=7月26日撮影

逗子海岸近隣の自治会、町内会や海の家など関係団体らでつくる逗子海水浴場の運営に関する検討会が10月10日、市役所であり、今夏の報告が行われた。

今年、試行的取り組みとして行われた「海の家の営業時間延長(午後8時から9時)」について市は、「夕涼みのニーズに応え、来年度以降も効果的な期間に限定して実施していくことが望ましい」と継続の意向を示した。時間延長の18日間で約5000人の利用があり、分散帰宅にもつながる効果も見られた。利用者からは継続を求める声がほとんどだったという。

一方、「海の家による試行イベント」については「一定の効果はあったが、チェック・運営体制や音楽以外の検証不十分という課題があるため、試行を重ねて、十分な検証結果をもとに、検討していくことが望ましい」と慎重な姿勢を示した。

今夏の逗子海水浴場は6月28日から9月1日の66日間運営され、来場者数は約21万4900人だった。昨年比で5300人減(マイナス2・4%)、コロナ禍前の2019年と比べると11万9900人減(マイナス35・8%)となった。熱中症警戒アラートが35日発表されるという記録的猛暑と、南海トラフ地震臨時情報の発表、台風7号・10号の接近が主な減少の要因としている。しかし、週末の天気が良かったことや、夕方からの来場者が多かったことで微減にとどまったと分析した。

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