日米合作『RENT』初日にオリジナル版演出家のマイケル・グライフ氏が登場、涙するキャストも カーテンコール映像を一部公開
8月21日(水)に東京・東急シアターオーブで開幕したミュージカル『RENT』から、初日のスペシャルカーテンコール映像が一部公開された。
ロック・ミュージカル『RENT』は、オフ・ブロードウェイ公演を経て、1996年4月にブロードウェイで開幕。プッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』をもとに、NYイースト・ヴィレッジに生きる若者たちの姿をビビッドに描き、ピュリツァー賞やトニー賞などに輝いた。ブロードウェイでは、2008年9月まで12年にわたってロングラン上演を行い、計5124公演を記録。2006年に映画化もされている。日本では1998年に初めて日本語上演版(主演:山本耕史)が行われて以降、来日公演も幾度となく開催。初の日米合同のキャストで、全編英語で上演される。
『RENT』初日公演では、舞台上にマークを演じる山本耕史が登場すると同時に、大きな歓声が起こった。カーテンコールでは、山本が「こんなに良い初日が迎えられて幸せです。皆様が待っていてくれたような気がしています」と挨札。そして、日米合作『RENT』演出のトレイ・エレット、オリジナル衣装デザインのアンジェラ・ウェント、スウィングのキャストが登場した。
さらに、『RENT』オリジナル版の演出家で、現在もブロードウェイで多くの作品を手掛けるマイケル・グライフがサプライズで登場。今回の記念すべき公演のために来日したマイケルに客席からは大きな拍手が起こり、キャストの中には泣き出してしまうメンバーも。この日だけのスペシャルカーテンコールとして、最後に全員で「Seasons of Love」を歌い、会場は万雷の拍手に包まれた。
マイケル・グライフ氏のコメントは以下のとおり。
マイケル・グライフ
とてもエキサイティングな素晴らしい初日でした。
Kojiさんはこの物語を皆様にお届けするには完璧なキャスティングだったと思います。
RENTは日本の皆様にとっては少しかけ離れたストーリー、人物設定かもしれませんが、そこをKojiさんが架け橋となって、お客様と私たちを繋いでくれました。Crystal Kayさんもとても美しいモーリーンでした。素晴らしい役者さんですね。Alex をはじめ、気心の知れたカンパニーメンバーや、今回初めてお会いするメンバーと初日を一緒に迎えられたこと、そして日本のお客様のRENTへの愛を感じることができて、とても嬉しく思います。
『RENT』は9月8日(日)まで東京・東急シアターオーブ、9月11日(水)から9月15日(日)まで大阪・SkyシアターMBSで上演。チケットは、イープラスにて受付中だ。