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おっぱいからママの“イライラ”が伝わる!? 疲れ切っていた私の新生児育児

たまひよONLINE

Aliseenko/gettyimages
男の子2人と女の子1人の3児の母親で、現在はフリーランスで講師、保育サポートなど複数の仕事を掛け持ちしているママライターのtaremayuです。24歳で結婚し、出産は27歳、29歳、31歳の時。1人目妊娠時はフルタイムで仕事をしていましたが、産後は在宅の仕事に切り替え、子どもたちの成長に合わせて仕事を増やしていきました。

私は妊娠中から「母乳で育てたい」と思い、母乳育児推奨の産院で出産しました。そんな私の母乳育児体験記です。

母乳育児に自信をもって退院するも、“足りてる?”


「母乳は血液」と教わり、良質な母乳を出せるよう食事に気を配り、妊娠中から乳房ケアも行っていたので、産後は「入院中にこれだけ出るようになれば、表彰もの」と助産師さんから褒められたほど。母乳育児に自信をもって産後7日目に退院したのです。

入院中は3~4時間ごとに授乳の時だけ赤ちゃんが連れてこられ、真夜中の授乳はなし。朝起きるとお乳がパンパンになったほどだったので、退院後は「今日から一日中息子と一緒、真夜中の授乳もできるのね」とウキウキでした。ところが…。

息子はお乳を飲んでいる時以外は、ほとんど寝ている状態でしたが、授乳リズムはまだ整わず、めちゃくちゃでした。2時間空くこともあれば、30分でまたほしがることも。とくに夜は頻繁によく泣くんです。

母乳だと、どのくらい飲んでくれているのかがわからなくて、「足りないのでは」とすごく不安になりました。当時の育児日記には「真夜中2時:右10分・左10分、4時:右8分・左5分」というような授乳記録も。

赤ちゃんの泣き声、聞きたくない。耳栓、買ってきて


夜、2~3時間ごとに息子の泣き声で目がさめ、授乳という繰り返し。寝不足気味になり疲れがたまり、「母乳が足りないかも」という不安がどんどん深まっていきました。

1人目は里帰り出産で、実家に帰省していました。夫は東京、私は茨城だったので週末しか会えず、実母は仕事で昼間は不在。息子と二人きりの時間が多かったこともあり、次第に息子の泣き声にびくびくするように。

「今度来るとき、耳栓、買ってきてよ」と夫に頼んでしまうほど、私は疲れていました。当時の日記に「マタニティブルーなんて私には無縁のものと思っていたのに、今その状態にいる」と記されています。

母親失格?助産師さんに母乳育児の不安を打ち明けて


私が落ち込んでいる状態を心配した実母が、連続休暇を取ってくれて、赤ちゃんの世話を手伝ってくれました。夫も週末のたびに来てくれ、つらい気持ちを受けとめてくれたので、だいぶラクになったものの、“母乳が足りない=母親失格”の思い込みもあり、自信を持てずにいました。

ある日の授乳後、息子が吐いたお乳に血が混じっていて、びっくりして産院に電話し、助産師さんに相談しました。息子の鼻詰まりがつらそうだからと市販の鼻水吸引器を使ったのが原因で、「鼻の粘膜を傷めてしまっただけ、心配はないよ」と言われホッとしました。母乳育児の不安も打ち明けたところ、優しく受けとめてくれ「不安な時にはいつでも電話しておいで」と。心がちょっと軽くなりました。

「赤ちゃんが泣く理由はいろいろある。泣いたらおっぱいではなく、他の理由も探してみよう」と観察を始めたところ、実は“母乳を飲み過ぎて興奮して眠れなくなり泣いている”と気づきました。そして助産師さんから、「赤ちゃんはママの気持ちがわかるんだよ。おっぱいを通して“イライラ”が伝わるの。ゆったりとね」と言われた意味がやっと理解できるようになりました。1ヶ月健診で息子の体重が3350gから4340gに。約1㎏増えていました。それまで母乳が足りないのかもと悩んでいたのが嘘みたい。がぜん、自信がわきました。そして私は、不安のトンネルから抜け出すことができたのです。

[ taremayu * プロフィール]
2男1女、三児の母。夫とは19歳の時に知り合い、24歳で結婚、初産は27歳、一人目妊娠当時は楽器店で経理事務、フルート講師の仕事を掛け持ちしていた。妊娠29週目までフルタイムで働き、現在はフリーランスで講師、保育サポートなどの仕事に携わっている。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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